「縄文杉」や「蒲生の大楠」といった超メジャー級を紹介したものは多いのだが、この本は村の鎮守のご神木のような地元の風土と歴史に根付いた樹がたくさん紹介されているのがすばらしい！
町歩きやハイキング好きな人にもお勧め。あなたの街のあの樹も紹介されているかも。
しかしまあよくこれだけ撮影して回ったものですなぁ。

1999年に出版された『日本全国674本巨樹・巨木』に刺激され、巨樹・巨木の巡礼を始めました。その本に掲載されている埼玉県最大の巨樹「上谷の大クス」に出会った時は、鳥肌が立つほど感激したものです。
今回、その続編が出たことを知り迷わず購入しました。掲載されている巨樹・巨木をみてびっくりしました。だぶって紹介されている巨樹・巨木がなかったからです。著者の誠実な取材姿勢に感動いたしました。
あとがきに、一緒に取材旅行に同行されていた奥様が、この本の完成を待たずに永眠されたとの記載があり、私も心が痛みましたが、巨木ファンとして、さらに続編が出版されることを切に願います。