天才の残した作品を詳しく解説
★★★★☆
「モーツァルトはまごうことのない神童であった」。
モーツァルトが短い生涯の中で残した膨大な作品群の中で、交響曲、管弦楽曲、協奏曲の3分野の主要作品についての解説をまとめてある。
適時スコアを引用して具体的にその作品の特徴を解説しているため、わかりやすい。鑑賞あるいは演奏を楽しむ上で、ヒントになる。交響曲は海老沢敏、管弦楽曲は竹内ふみ子、協奏曲は高野紀子が担当。
前から欲しくて、でも新品では高いので、中古商品で安くなっているのを見つけて買った。内容は見事。ただし、高価な上にぶ厚くて場所もとるので、どなたにもお勧めという本ではない。