小倉擬百人一首
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【小倉擬百人一首】
江戸庶民の間でも広く親しまれていた小倉百人一首。
そこに目をつけた日本橋の版元伊場仙が、当時人気を博していた歌舞伎や故事に擬えた見立絵として小倉百人一首をリメイクして世に出したのが「小倉擬百人一首(おぐらなぞらえひゃくにんいっしゅ)」です。
歌川広重、国芳、そして国貞(三代歌川豊国)という歌川一門の人気浮世絵師が、百首の和歌からインスパイアされた浮世絵を創作。
和歌の絵柄に登場するモチーフは水滸伝の魯達から三国志の関羽、八百屋のお七まで、江戸時代のエンターテイメントを隅々まで網羅した構成となっています。
本書では、全100首の浮世絵を高解像度画像で掲載するとともに、図版中の和歌と解説をテキスト化しました。
解説多色刷りで色鮮やかに描き出された江戸文化の結晶とも言える百枚の浮世絵。
百人一首の和歌とともに心ゆくまでご鑑賞ください。