インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

大衆食堂

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 創森社
Amazon.co.jpで確認
東京の大衆食堂の末路 ★★★★☆
 2002年に創森社から出た単行本の文庫化。
 著者は映画と居酒屋のライター。
 本書は、東京の大衆食堂を訪ねて歩き、その歴史について考察したもの。入谷の河金、勝どきの月よし食堂、本郷の森かわ食堂などの有名店から、ふらっと立ち寄った店まで、20店舗が紹介されている。
 一部に繁盛店はあるものの、東京の大衆食堂が斜陽産業であることがひしひしと伝わってくる。後継者不足、来客数の漸減、ファストフードやファミレスとの競合。
 品数も多く、家庭的で、安いのに、どうしてこんなに客が減っているのか。不思議だ。
 美味しそうに書かれているし、店の雰囲気も良く再現されており、なかなか楽しい本であった。しかし、不満も残る。各店の記述が少なく物足りないのと、あまりにも大衆食堂の未来が暗く描かれている点だ。もう少し、違った見方もあるのではないか。
 年譜や老舗へのインタビューも収められている。
小腹直撃! ★★★★☆
~いかんいかんと思いつつ、布団の中で読んでしまったのが運の尽き。
タイトルと表紙で充分そそってくれているのだから止せばいいものの・・・
まさしくこれは“鳴腹流涎”誘発の書でありまする。
紹介されてる食堂ごとのメニューなども載っていてガイドブック的な面も押さえてますが、
著者が「食堂」を通じて感じた世の移り変わり、人の質の変化の侘し~~さ、それにもめげず温かく健気に営まれる空間に対しての愛情ある文で、食欲のみならず、
日本の食文化に対しての慈しみの心もかき立ててくれます。
それにしても「大衆」食堂「大衆」浴場「大衆」酒場「大衆」芸能と・・
最近あまり使われなくなった呼び方ではありますが、なんだか庶民の血の通いが感じられるこの表現、魅力です!
個人的に・・・マグ~~ロのオイル焼きを食べた後の感想がないのが不満です。
気になるでしょ!!~