毎年夏と言えばコミックマーケットなど、様々なイベントが目白押しですけど、アニメ好きならルパン三世のテレビスペシャルも忘れてはいけません。
　こちらのアルバムに収録されている曲は1989年に放送された「バイバイ・リバティー危機一髪！」から99年に放送された「愛のダ・カーポ　〜Fujiko's Unlucky Days」までのエンディングテーマをメインに、89年と97年にそれぞれ編曲されたおなじみのオープニングテーマ、更にはボーナストラックとしてその間に劇場公開された「くたばれ！ノストラダムス」「DEAD OR ALIVE」のエンディングテーマに、テレビシリーズパート3のオープニングとエンディングテーマまで付いているという充実ぶりです。
　私的には「燃えよ斬鉄剣」で流れた「想い出があなたを離さない」と「ワルサーP38」で流れた「瞳を忘れないで」が、本編ラストの展開もあってか実に切なく心にしみますし、「トワイライトジェミニの秘密」で流れた「月と太陽のめぐり」も中東的リズムが気に入ってます。あと「炎の記憶‾Tokyo Crisis」で林原めぐみが作中の役名で歌った「あこがれ」もお勧めですし、テレビシリーズパート3のオープニングテーマ「セクシー・アドベンチャー」のワイルドさも捨てがたいです。
　そんな感じでざっと挙げただけでもこれだけお気に入りを並べられるので、ルパンシリーズが好きな方なら必ず数曲はお気に入りを見つけられるでしょう。

ＴＶスペシャルのエンディングで流れるボーカル曲を全部まとめた１枚！
第一回の「バイバイリバティー危機一髪！」から
「愛のダ・カーポ」までをカバー。
しかも劇場版「くたばれノストラダムス」と「ＤＥＡＤ　ＯＲ　ＡＬＩＶＥ」の
エンディング曲まで入ってるというサービスぶり。
さらに心にくいことに、定番となったオープニングテーマ８９と
テーマ９７も収録されています。愛聴盤とするに充分な内容です。
ガキの頃に金曜ロードショーで見たルパン。
夏休み中だったし毎年リアルタイムで見れたっけなあ…。
そして物語の最後で必ず流れる、なんだかせつない曲のあれこれ。
子供心にもやわらかいメロディが感動を反芻させてくれました。
ビデオやＤＶＤで何度も見るうちに「いい曲だなー」と思いつつも、
ＣＤを購入するまでにはいたらなかった。そんなことありませんか？
ついに見つけたこの１枚！
これさえあればあの曲、この曲、あんな曲、全部聴けちゃいます。
とりあえず買っとけ！

１番好きな曲は何と言っても３曲目の“Ｈｅ’ｓ　Ｇｏｎｅ”ですね＾＾
ＴＶＳＰ第２作目の「ヘミングウェイペーパーの謎」の劇中でジュークボックスから数回流れる印象的なこの曲が大好きです。
切ない歌詞で少し哀愁が漂うけど、ゆったりして甘く、どこかさっぱりしたこの雰囲気がたまりません。
ヴォーカル（木原美智子）の声は若くて素人っぽいけどそこがまた良いです。
劇中で何回も聴いていて良い曲だな〜と思っていると、エンディングでフルバージョンで流れた時はすごく嬉しかったのを覚えています。（９０年放送当時）
ＴＶＳＰのほとんどの作品は好きではないけど、「ヘミングウェイペーパーの謎」はこの曲があるのでＴＶＳＰの中では１番好きです。
やっぱり映像作品にとって音楽はすごく重要ですね。良い作品には必ず良い音楽が流れています。

それ以外の曲だと男性ヴォーカルの１５，１６がカッコイイです。１６はテレビシリーズのオリジナルの方が好きだけど、こっちのリテイクも良いです。
それ以外は全部女性ヴォーカルの曲ですがちょっと年齢が高めで曲調も一昔前の歌謡曲っぽいのが多いです。
全曲通して聴いてみるとさすがに劇場版の「くたばれ！ノストラダムス」「ＤＥＡＤ　ＯＲ　ＡＬＩＶＥ］の曲はクオリティが高いです。
ＴＶＳＰは初期の作品は良い曲が作られていますが、それ以降はちょっとクオリティが落ちてきてると感じます。
という訳で私は“Ｈｅ’ｓ　Ｇｏｎｅ”を聴く為にこれを買ったと言ってもいいぐらいです。

ルパンとＢＧＭは絶妙のコンビネーションを醸し出す。

ルパン３世のＢＧＭで好きだったのは「愛のテーマ」「ラブ・スコール」「ラブ・イズ・エブリシング」と昔の曲が多いけれども、このＣＤは割と好きな方。オープニングのドラムがとてもはぎれが良くて好き。そしてルパンの曲はラブソングとしてとても良いものが多いと思う。このＣＤの中では「愛の続き」が一番好き。女性歌手と曲の出会いなんだろうけど、ふっと聞いていて「ルパンだから良い」のでなく、「一つの恋歌として良い」ものに出会えるときがある。このＣＤは女性ボーカルがほとんどだから自分の好きな曲を探すのも一興かと思う。