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21世紀の古代史 消された星信仰―縄文文化と古代文明の流れ

価格: ¥1,937
カテゴリ: 単行本
ブランド: 彩流社
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異論について ★★★☆☆
平野貞夫『坂本龍馬の10人の女と謎の信仰』に参考文献としてあったので、見てみた。
「著者の史観は古代日本語の主流アラビヤ語、ペルシヤ語が基礎になっており」(前書き)とあるが、
第一章「日本の縄文文化は北方シベリヤ草原のルートから」というところでつまづく。なぜなら栗本慎一郎『シリウスの都飛鳥』によれば、「北方シベリヤ草原のルート」は間違いないが、縄文文化ではないからだ。夏至線と冬至線の交点に碁盤目上にひかれた太陽ネットワークが縄文遺跡であれば、縄文は太陽文化で、「北方シベリヤ草原のルート」は蘇我氏、伝聖徳太子の系統であり、北から入ってきたのはおなじだが、大化の改新後もとの太陽信仰にもどされた、というのが栗本説である。

メソポタミア起源はおなじだが、縄文(何をもって縄文とするかだが)と古代国家の間に蘇我氏の持ち込んだ信仰があるのであり、そうとうずれることになる。

無論両方の著作に持ち出されているデータが間違っているなら全部違うだろうが、少なくとも夏至線と冬至線の交点とシリウス方向の傾斜した信仰は、検証も反駁もされていない。