自分自身がクリエイター
★★★★★
エクリブリウムの3作目も本当に裏切らない作品だと感じました。ヴォーカルが変わり不安があったものの、その不安は飛びました。1曲目のイントロから何かが来る感じになり、一気にスピードアップ。と感じさせる曲でした。そして、自分の頭の中でイメージしながら聞くと本当に涙が出てきて、勇気がわいて、まるで自分がクリエイターのようになった気がします。私は、1曲目のイントロ部分の叫ぶところでは、ファンタジーではありますが、イメージできました。そのイメージとは、グロテスクなモンスターが大量に魔法使いに襲ってくる、イントロ部分では地面から岩がどんどん上がってきて、岩で魔法使いを囲むようになる。そして、叫ぶときと同時に、魔法使いの技が発動!大量の岩が炎を上げて猛スピードでグロテスクなモンスターめがけて直撃。モンスターたちはひとたまりもなく、やられてしまう。そして、イントロの後の部分は、魔法使い自らが勇猛果敢にモンスターを倒していき、一気に数百匹倒せるような豪快な技(一応大地系統の技を使える魔法使いの設定)その技は、地面から巨人が出てくる(その巨人は岩で作られた、鋼鉄な巨人)その巨人とともに、一人で数百匹をたおしていくという、ファンタジーすぎなイメージが自分の中に作られました。エクリブリウムの曲は、頭の中で、いろいろな創造がしやすく、多種様々です。4番目の曲は、森林がシャーーーとゆれるときに出る音、大波がくるようなイメージ。剣士対数百匹のモンスターなどなど、とにかく力強くて、いろいろな創造ができてその創造に感動して泣けてくるものばかりです。何か重大なことの前にエクリブリウムの曲を聞くと、かなりのパワーや、生命力をもらえます。この創造はあなた自身が作り出し、その創造によってあなた自身を変えてくのです と言っているようなものでした。
シンフォニックな美麗作
★★★★☆
ドイツのシンフォニック・ヴァイキングメタルバンド、エクリブリウムの2010年作
過去2作は“ヴァイキングメタル”と呼ぶにはあまりにも壮麗なサウンドで、
多くのリスナーを驚愕させたこのバンド、濃密な傑作であった前作「Sagas」に続く本作では
ドラマーとシンガーが交代しているが、シンフォニックなイントロの大仰さからもう、
すでに変わらぬエクリブ節が全開。美麗なシンセ、大仰なオーケストレーションとともに、
新Voのよりグロウルなヴォイスを乗せて、ほとんどメロスピばりにメロディックに疾走。
トラッド的な土着感はいくぶん薄らいではいるが、もともとがよりシンフォニックな方向に
傾倒していた作風であるからとくに問題はなし。普通のメロデス、キラデスファンにも楽しめる出来だ。
ラストの大曲も圧巻。ボーナスDiscのアコースティック曲では、本編以上のトラッド要素を満喫できる。
どちらかと言うとレコード会社にもの申す。
★★☆☆☆
ドイツのエピックヴァイキング3rdアルバム。
前作"Sagas"でその「疾走&メロディック&ヴァイキング」な音楽性は完成されていたと思うので今作は期待半分不安半分、といった気持ちだったのですが、、
正直後者の方が当たってしまったような気がします。。
とにかく一番デカイ損失は民族楽器的な音色がほとんど使われてないこと。
keyはほぼ全編ストリングスの音色で統一されてます。
それにともなって楽曲のアレンジもプログレッシブな色合いが強くなってると思います。
よく言えば「凝っている」といった雰囲気ですが、悪く言えば「雑多でよくわからん」感じですかね。
で、今作はボーナスCD付き。
といってもこのボーナスCDの内容はそのままボーナストラックとして一枚にまとめられる程度の内容。
収録時間が足りないかもしれないが、少なくともこれ一枚で値段を吊り上げるような価値のあるものではない。
前作もおまけ程度のDVDを付けて同じ価格で販売していたが、このバンドのCDはこの値段じゃないと売れない理由があるのだろうか?
と色々辛口に書いてしまいましたが本編の内容自体はすごくいいですよ。
さすがのクオリティです。
ただあまりにも評判が良すぎるのでこういった評価も必要かと思ってのことでした。
今回も傑作
★★★★★
クサメロ&シンフォ&民謡&スピーディーの4拍子そろった傑作です。ボーカル交代は全然問題ないです。
確かに前作サーガスほど曲数はありませんし、ラストのインストはあまり心に残りませんし、ストレートな曲は減ったかな〜とは思いますが、それでも素晴らしいメロディー満載で楽しませてくれます。
十分傑作だと思います。