一つの有効な生体学療法と思われる。それにしても…
★★★★☆
当初タイトルから想像するに、重・軽金属のキレーションを主眼に置いた
本かと思ったが、先の方のレビューにあるように腸内環境を良好に保つということを
目指して、多くのページが割かれた本。
研究者によってはキレーションの考えが違うこともあり論争になっていると聞きますが、
ここに提示されているやり方が特に危険性を孕んでいるというものでもないですし、
有益なものは取り入れるという姿勢で良いと思います。
実際に自閉症の子供がいて良くしたいと試みている親御さんにとって、
アプローチは少ないよりも多いに越したことはないでしょうから。
それにしても一つ星のレビューの内容には閉口…。
今までの常識とは違う新たな発見や考えを目にした時、それを否定的な論調で決めてかかるよりもまず、
フラットな視点で受け止めて精査するのが普通だと思うんですがね。慎重になるのは必要ですが、
ただ思考の枠の外にあるものを簡単に「ありえない」と断定するのは、知識の欠如に基づく偏見でしかない。
監修者はサプリメントの宣伝のために書いた本をだしてる、と言うのなら裏付けは有るんでしょうか?
単に自分とこの病院でそれらを処方しているというだけの事なら、ただの邪推でしかないと思うんですが。
日本でも過去に水俣病で、水銀が強い神経毒性を持っているのは広く知られた事ですし、
自閉症と水銀の関連性を裏付ける疫学的研究は多くあり、また厚労省でさえ、
海産物の重金属汚染の影響から妊婦に食べるのを控えるよう勧告した指針書の中で、
幼児の発達に遅れが出る可能性があると明確に言ってるんですが。
さらに日本では全く報道されていませんが、アメリカでは既に2008年2月に連邦裁判所が
ある女児の自閉症が、ワクチンの防腐剤に含まれる水銀によって引き起こされたとする判決を下しています。
そして実際にCNNの番組において、当時ジム・キャリーの恋人だった女優のジェニー・マッカーシーが、自閉症である自分の子供が
キレーションを含む療法を受けたことにより回復したという話をしています。
ttp://edition.cnn.com/2008/US/04/02/mccarthy.autsimtreatment/
これらの厳然と有る事実を目の前にしても、自閉症を治すと偽っていると言い切れますか?
私自身デトックス治療で何年間も抱えていた慢性病から開放されました。ネットで得た知識だけで思考停止されるのは勝手ですが、
それをよく知らない内から否定する前に、一度自身でその治療を行っているプロのもとで体験してからにして頂きたい。
亡霊のように周期的に甦る自閉症を治すと偽る本
★☆☆☆☆
デトックスというのも本当かどうかも分からないのに。
自閉症が重金属の摂取によって発症すると言うデマがまた性懲りもなく出れ来る。
藁にも縋りたい親が居るのに,こんな、なんの根拠も
ない,本を性懲りも出すのはやめて下さい。
自閉症は脳の機能障害説が有力ですが
どこの部位がどんな風にと言うのは明らかになっていない。
かと言って,水銀説とか,完全に否定された説を、
亡霊のように持ち出すのは,アメリカの宇宙船の
月着陸は,架空だっていう説が,
またぞろ出して信じさせようという詐欺のような構造である
先に進みすぎている良書
★★★★☆
自閉症に限らず、医療の現場で、病気や症状の「根本原因」がほとんど追究されていない日本では、まったく理解されないであろう本。
自閉症を「治す」という実際の試みは、米国のDAN!(Defeat Autism Now !)などでも盛んに行われている。知らないのは日本人だけ。
自閉症=治療法がない、ということを受け入れられる親はそれでもいいだろうが、そうでない親はなんとしてでも治療法を探そうとするはずだし、その目的のためには価値のある本だと思われる。
難解な内容です
★★★☆☆
下の方が随分と皮肉ってますが、一読した限りでは彼の感想が多数派なんだと思います。
自閉症の民間療法の1つを遺伝子的な観点から解説をしようとしている本です。しかし現状では所詮民間療法、本の内容をお医者様に持っていこうものなら否定され嫌な顔をされるのが関の山です。
著者が強調しているのは、お腹の状態を良くすることが自閉症の症状を軽くする為に必要なことだと説いています。その為に新薬を用いるのではなく、食育として特定品目の除去食を勧め、また不足している成分補給のためにサプリメントの利用を積極利用することを推奨しています。重金属キレーションへの言及もありますが、それよりもまずお腹を丈夫にかつ正常化に持って行きましょう、と言うのが本書で繰り返し述べられていることです。
しかし書き方が悪いのか翻訳が悪いのか、それが上手に伝わってません。結果、難解な内容に終始しています。
とりあえず自分の身の上には心配ないけど後学のために・・・という内容の本ではありません。切羽詰って困っている方には一筋の光明になるかも知れません。
またこんな本出してるよ。
★☆☆☆☆
つい先日、自閉症「治療」をネタにしたサプリメント宣伝本「自閉症・こんな治療法があった!」を出したばかりの著者が監訳者をつとめる、自閉症サプリメント宣伝本ふたたび。原題にない「デトックス」なんていう流行語も取り込んで、売るための準備も万全ですね。
内容はといえば、RNAなんとかという新説も組み込まれているものの、全体をみれば相も変わらず神経の炎症、水銀中毒、キレーションといった使い古されたキーワードの並ぶ、サプリメント代替療法の宣伝本。
ちなみに原著者の略歴にある、アメリカ医療進歩「大学」も、国際長寿「大学」も、実際には教育機関ではなくNPOなので、「大学」ではなく「協会」と訳さないとまずいんじゃないですか?