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マッチ売りの少女―アンデルセン童話集 3 (新潮文庫)

価格: ¥452
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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アンデルセンの心 ★★★★★
この本は、子供向けの悲劇的な物語というだけではなく、アンデルセンの全ての人々への普遍的なメッセージや願いが込められているとても素晴らしい本です。
子供の頃には気づかなかったアンデルセンの心にもう一度触れてみませんか!
医療とはなにか。『クスリ売りの少女』か。 ★★★★★
 アンデルセンの生まれた町、デンマーク、フュン島の都市オーデンセに行ったことがある。
 なぜ 行ったのか。
 デンマークの精神医療の現実と福祉の実態を知るためであった。

 この小さな町で かのアンデルセンという天才は生まれた。
 小さな町、美しい町でアンデルセンのことを思った。
『マッチ売りの少女』のお話しが一番印象深い。

 同時に、自分のおかれている立場も思った。

 日本国の医師たち『クスリ売りの少女』だ。
 現在の、医療界は 『クスリ売りの少女』を医師とよぶ。
 本来 医師の役割は 病んでいる時の 養生法を伝えることが基本であるのに、今や『クスリ売りの少女』として位置づけられているようだ。
 病んだと思っている人は クスリに関して無条件に信仰している。
 インターネットで クスリの名を知り、医療機関はそれを売る施設であると位置づけている。
 自分の病を じっとみつめ 養生法を知る場では無くなった。
 医師は『クスリ売りの少女(おっさん或いはおばさん)』として位置づけられている。
 かように扱われている現在の医師たちは不幸である。
 さらに不幸なのは医師自身がその自覚なく、最初から『クスリ売りの少女』として自らを位置づけているからである。
 病の時、どう養生するのかを伝えるのが 本来の医師の役割。
 薬物はその養生のときにやむをえずつかう異物である。
 かように思うぼくがおかしいのか。
 ぼくは 多くの病んだ人がどう回復してきたかを 現場で教わり それを 伝承するのが医師の役割であると信じている。
 断じて『クスリ売りの少女』であることを 拒否してきた。
 現在の医療業界の根底が狂ってしまっている。
 「自然治癒」なぞという言葉も死語になってしまった。
 昔の人は偉かった。
 自己が病んだ時、自己の病の進み具合をじっと冷静にみていたのだ。
 その過程に、医師もつきあっていたのだ。
 医療とは、何か。それを再度問うために、アンデルセンの童話『マッチ売りの少女』をぜひお読みいただきたい。