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ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 光文社
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ウルトラ賛歌 ★★★★☆
【注】実際に登場する怪獣の名前が入っていますので、
   それをネタバレと感じる方は読まないでください。

 ウルトラマンを絶対視せず、地球人であるGUYSクルーが
侵略者と向き合うストーリーになっています。
主人公は新米隊員のカナタ。彼の成長物語でもあります。

 TVだと30分で完結させないといけないので難しいですが、
ノベライズだと充分にストーリーを深掘りできるのがうれしい
ですよね〜(^^)

 過去のウルトラシリーズへのリスペクトもそうとうのもの!

 セブンの円盤竜ナースの後継機ナーガ!
ウルトラ警備隊の地底戦車マグマライザーが最初のメテオールだった、
という設定に泣きました!

 新マンの怪獣ムルチも登場!
というか、新マンのあの回の続編というべき話が入っています!
新マンのあの回は、たしかに切なかった(涙)

 某サイトで地底怪獣最強!と評価された、セブンのギラドラスも出てきます!

 ウルトラファンなら必ず。。。萌えるぜ!!!((((o* ̄▽ ̄)o))) じーん

 これで他のウルトラ兄弟やカプセル怪獣が出てきたら最高なのにな〜
。。。というわけで、辛口ですけどその分☆1つ減らしました(^^;
こんなメビウスも観てみたかった ★★★★☆
あくまでウルトラマンメビウス、並びにウルトラシリーズのファンとしての視点でレビュー致します。
個性派なGUYSの面々や、歴代ウルトラシリーズからのリスペクト度など、雰囲気はバッチリ「メビウス」しています。その中でとりわけ異色なのが、この物語の主人公であるGUYS研修生・ハルザキ カナタの存在です。
表面上は事なかれ主義ながら、心の内ではGUYS面々を「素人の寄せ集め」「生ぬるい雰囲気」とこき下ろし、ウルトラマンの存在も「所詮は異星人」と警戒するそのダークさは、テレビ版にはなかった、いや、きっと許されなかったものでしょう。ヒルカワのような極端に象徴的な悪ではなく、もっとリアルにハスに構えているカナタの存在は、一瞬戸惑うほどに強烈でした。
しかしその黒い感情の存在こそが、メビウスの世界に溢れる勇気と希望をより美しく輝かせ、章が進むごとに思いを改めていくカナタに感情移入していき、研修を終えるラストシーンでは、清々しい感動さえ覚えました。テレビシリーズで著者が脚本を担当した三作品の再構成もお見事。カナタの大きな心の傷が徐々に癒され、成長していく過程の物語として昇華されています。メビウスファンなら一見の価値ありのノベライズ作品です。

補足。それにしても著者のウルトラ愛は尋常じゃないッ! しかも護衛艦「サンダーグリッド」に「キンググリッド」って……(爆)。
大人のためのウルトラマン小説 ★★★★★
大人の「ウルトラ」ファンのための小説である。
ファン・ノベルのお約束として、ファンが共有している知識について解説はない。
「科特隊」だの「MAT」だのと言われて「何それ?」と思われる向きにはお勧めしない。
これは、そういう小説なんです、すみません。

だが、「ウルトラ」の世界に心躍らせたことのある元・少年少女にとって、これほど嬉しいものはない。
練達の作家が、「ウルトラ」世界への溢れんばかりのリスペクトと渾身の力をもって語った物語である。
面白くないわけがない。

全編「ウルトラ」のテイストに満ち溢れている本作であるが、特に最終話「幸福の王子」は「ウルトラはこれでなくてはいけない」と思わせるストーリーとなっている。これ以外の物語のありようは、「ウルトラ」世界ではありえないのだろう。
これはそういう物語なんです、すみません。

テレビの「メビウス」をしみじみ見返したくなりました。
正統派SF、しかし泣ける ★★★★★
特撮マニアではありませんが、朱川さんの新作ということで購入しました。TV放映された「ひとりの楽園」「無敵のママ」「怪獣使いの遺産」に「魔杖の警告」「幸福の王子」の2章を加え、一編の長編小説のようになっています。
ウルトラマンに対するむき出しの敬愛と“正調朱川節”の優しさと切なさ、見え隠れするダークな情念が混ざり合い、不思議な熱量を放つ一冊です。最終章「幸福の王子」は、ジャーロ掲載時より大幅に加筆され、朱川さんのウルトラ愛を感じました。