第4巻の内容
★★★★★
この4巻では、人間が地上にやってくる目的、私たちが霊的成長を得るためにすべきこと、自殺について、安楽死について、人体に霊が宿る時期、再生(生まれ変わり)の原理・目的とは、死んだらどうなるのか、睡眠中は何をしているのか、亡くなった者へ思念は届くのか、などについて語られていて多くの感銘を受けますが、中でも死刑制度についての考え方は非常に考えさせられました。
私はとても忘れっぽいのですが、『シルバーバーチの霊訓』は読み返すたびに新たな発見があって、いつもいつも勉強になります。
お悩みの方、騙されたと思って いかがですか?
さらなる疑問点が残るシルバーバーチのお言葉
★★★★☆
魂を覚醒させる珠玉の言葉がちりばめられた霊訓シリーズですが、
第1巻から第4巻まで読んでみてわからない箇所もあります。
(その後全12巻読みましたが、解決しませんでした)
例えば(医学の発展のために)動物実験を行うことは間違いということですが、
人間のために罪もない動物に苦痛を与えることは確かに大反対です。
これには私にも異論の余地はありませんし、全くその通りだと思います。
私にも自らすすんでこのような行為をする勇気や非情さはありません。
しかし、だとすればどのように医学の発展を推進すれば良いのでしょうか?
この人間社会ではどうしても人間というだけで動物よりも上位に置くため、
人間では実験が出来ないから動物に頼らざるを得ないという現実があります。
動物実験が出来なくなれば、当然基礎研究が出来なくなり、
企業の製薬開発にも、大学研究室の治療法開発にも影響します。
結果として、現代医学の発展は止まってしまいます。
では代りに一体どうすればいいのでしょうか?
死刑囚を使えとでも言うのでしょうか?
今のところシルバーバーチによる代案が示されていません。
反対をするだけならば簡単です。
それでは何が真理に適っていて、どうすれば良いのか
代案を示して欲しいと思っています。
(全巻を読み終えた今では、どうやら代案はなく、人類が進歩していく上で、
通らなければならない必要悪であるとの印象を受けました。その後、
人類の進歩とともに段々動物実験も必要なくなるとのことなのでしょう…)
この科学研究に関する考察は、過去に科学雑誌「Nature」にも
似たような記事が載っていました。
私たちは先人の築いてきた研究成果の恩恵をいただいて、
現代医学の恩恵に与っています。
その代わりに、私たちは後に続く子孫たちが恩恵を享受できるように、
私たちも何らかの成果を積み上げて残さなければならない責務を負っている
というような記事でした。
そうでなければ、恩恵だけを享受して自らは何も代価を払わない
「free rider(タダ乗り・無賃乗車)」と同じだという辛辣な記事でした。
シルバーバーチの言うように、病気とは本来存在しないものであり、
全ての疾病は本人の「業」による報いである。
正しい人間は病気にはならない。病気はそもそも存在しない。
病気になったら甘んじて受けて立つべきで、
治療する必要がないということなのでしょうか?
だとしたら、人類はその厳しい事実を受け入れ、
その真理に対峙する勇気や潔さがあるでしょうか?
世論が受け入れるでしょうか?
確かに医学のなかった太古から人類は滅亡せずに累々と
命をつないできました。従って医学研究、ましてや医学そのものがなくとも
「しぶとい」人類の存続の上でなんら問題はないのかもしれませんが…。
今回はこの点が少々疑問として残りました。
双子霊(Twin Souls)に関しての記述♪
★★★★★
【シルバー・バーチの霊訓】を拝読し始めて1.2.3.6巻とこちらで5冊目になります。
シルバー・バーチのどれどの言葉をとってしても
励まされ元気づけられ読後は魂が清らかになります。
本書に出会えたことは本当に幸運でした。
地球上の一人でも多くの方に読んでいただきたいです。
この場をお借りしてシルバー・バーチ霊、バーバネル氏を始めとした交霊会のメンバーの方々、
訳者である近藤千雄氏に心からの感謝を意を述べたいと思います。
さてこちらの4巻ですが私が憧れるところの双子霊(Twin Souls)に関しての
シルバー・バーチの回答がありました。
【双子霊というのは一つの霊の半分づつが同時に地上に生を享けた場合のことです。
自分と同じ親和性を持った霊魂ーいわゆるアフィニティ affinity-は宇宙にたくさんいるのですが
それが同じ時期に同じ天体に生を享けるとはかぎりません。双子霊のようにお互いが
相補い合う関係にある霊同士が地上でめぐり合うという幸運に浴した場合は、正に地上天国を
達成することになります。霊的に双子なのですから、霊的進化の程度も同じで、
従ってその後も手に手を取り合って成長していきます。
私が時おり“あなたたちはアフィニティですね”と申し上げることがありますが、その場合がそれです。】
なんか夢みたいなお話しですが本当にいるのですね…。
私も生きているうちにツイン・ソウルなる人に巡り逢いたいです!
魂を覚醒させるシルバーバーチの言葉
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シルバーバーチの言葉を読むと魂が震える様な感動を覚える。
何故、これほどの素晴らしい本に今まで出合えなかったのかと後悔するとともに、しかしながら出会えた喜びに感謝の念が止まらない。
シルバーバーチは苦しみについて次の様に説いている。
「いつも日向で暮らし、不幸も心配も悩みもなく、困難が生じても自動的に解決されてあなたに何の影響も及ぼさず、通る道に石ころ一つ転がっておらず、征服すべきものが何一つないようでは、あなたは少しも進歩しません。向上進化は困難と正面から取り組み、それを一つひとつ克服していく中にこそ得られるのです。」