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うつぼ舟II 観阿弥と正成

価格: ¥2,415
カテゴリ: 単行本
ブランド: 角川学芸出版
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:梅原猛/著 出版社名:角川学芸出版 発売所名:角川グループパブリッシング(発売) 発行年月:2009年01月 関連キーワード:ウツボブネ 2 カンアミ ト マサシゲ うつぼぶね 2 かんあみ と まさしげ、 ウメハラ,タケシ うめはら,たけし、 カドカワガクゲイシユツ カドカワグループパフ 0946 かどかわがくげいしゆつ かどかわぐるーぷぱふ 0946 観阿弥、観世音菩薩、楠正成・毘沙門。中世の怨霊たちが跋扈する太平の世。みなみな浮かれて、田楽に舞々に猿楽。梅原猛の中世-歴史・文学・宗教から読み解く画期的能芸論。 伊賀行-夢幻の川河勝の招待状補巌寺と観音信仰観阿弥の故郷・伊賀観阿弥の座・伊賀小波多平泉澄とアジールの住人林屋辰三郎と「散所の民」楠正成の故郷・玉櫛庄「久保文雄」という人観阿弥の人生と『風姿花伝』「金札」、脇能と権力者「卒塔婆小町」、乞食行「百万」、母との別れと再会
能楽ファン必読と思う、太平記好きも ★★★★★
観阿弥の出自に関する論争、古文書の扱い、在野の地方史家と象牙の塔との論争、皇国史観など、歴史学に興味のある人、及び能楽のファンにとっては、大変興味の尽きない書である。学説では観阿弥は、芸能者即ち賎民の出とされて来たが、伊賀の旧家から発見された文書、系図から判断すると、実は楠木正成の流れであるという。足利氏と南朝の出の(それも正成の関係者の)能楽者という、摩訶不思議な関係について、文献のみに囚われず、著者はフィールドワーク、インタビューによる口承から、解きほぐしていく。

但し、元がネットに掲載されたものであるためか、重複が多い。あまり熱心には改稿されなかったと思われる。また、第九章は乱丁、文の重複、文章の飛びが多くあり、真面目に校正されていない。内容が立派なだけに、出版社の怠慢が目立ち大変に残念。