国産のキジから採れた剣羽（ケンバネ）。1羽のキジから2枚しか採れない貴重な羽根で、テンカラ毛鉤の
象徴的なマテリアルと言っても過言ではありません。
猟師さんが仕留めたキジから一枚一枚丁寧に採りだされたものです。

剣羽毛鉤は、剣羽の硬さ、太さからタイイングがとても難しいものですがその反面、非常によく釣れます。
伝統的な毛鉤として使われていたことも頷けるもので、絶不調の時でもこの剣羽毛鉤によって良い釣果が
もたらされることも決して少なくありません。

使用方法はまず先端側から手で二つに裂き、先端側をフックに巻き留めてからアイに向かってハック
リングします。フックと比べても大幅に大きな剣羽を使用するとフッキングが悪くなる可能性もありますので
ご注意ください。
またストークが太く巻きにくいため、裂いた後にストークをボドキンの柄やハックルプライヤーなどで予め
つぶしておくと巻きやすくなります。

なおキジの獲れ高は年ごとに増減しますが次第に数が減っていて、年々貴重なものとなってきております。
ぜひ一度お試しください。