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ドヴォルザーク:交響曲第6番

価格: ¥1,365
カテゴリ: CD
ブランド: コロムビアミュージックエンタテインメント
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アンチェル/チェコ・フィルによる極上のドヴォルザーク ★★★★★
ドヴォルザークの交響曲は第7番以後の3曲が有名だが、それらを聴いて気に入った人が次に手を出す交響曲がこの第6番だろう。この曲は、ドヴォルザークにとっては初めて出版された交響曲で、いわばそれまでの作品と一線を画した作品であり、ブラームスの影響を言われる一方で最もボヘミア的とも言われる作品である。先ごろ亡くなったオトマール・スウィトナーとシュターツカペレ・ベルリンの演奏はスウィトナーの意図通りにブラームスとの関係性を感じさせる演奏で、それはそれで素晴らしいのだが、やはりチェコの雰囲気を感じさせる演奏も聴きたくなる。その最右翼がこのアンチェル/チェコ・フィル盤だ。40年以上前の録音なのだが、リマスタリングの成果か、音質も思った以上に良い。これより後の80年代のノイマン/チェコ・フィルのCDは、全体に録音されている音の幅が狭い感じで、高音はなにか窮屈でのびやかさに欠け、低音も響きの豊かさに欠ける感じがあるのだが、このアンチェル盤はまったくそんなことはなく、一つの黄金時代を築いていたといわれる60年代のチェコ・フィルの魅力を(リアル・タイムでは体験していない私にさえ)感じさせてくれる。アンチェルらしく引き締まった演奏でありながらチェコの雰囲気も漂う演奏で、スラヴ舞曲第1番と同じく「フリアント」と記されたチェコの民族舞曲の弾むようなリズムが特徴的な第3楽章も含め全てが見事にあるべき姿で表されている感じがする。私がこれまで聴いた範囲で最も好きな演奏で、この曲を聴いたことのない人のファースト・チョイスとしてもお薦めだ。併録の序曲「オテロ」と序曲「わが家」もよい。同じアンチェル/チェコ・フィルによる第9番「新世界より」とともに、ドヴォルザークの交響曲の必聴CDと言えるだろう。