【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:新保恵志/著 出版社名:岩波書店 シリーズ名:岩波新書 新赤版 1165 発行年月:2008年12月 関連キーワード:キンユウ シヨウヒン ト ドウ ツキアウカ シクミ ト リスク イワナミ シンシヨ シンアカバン 1165 きんゆう しようひん と どう つきあうか しくみ と りすく いわなみ しんしよ しんあかばん 1165、 イワナミ シヨテン イワナミシヨテン 0365 いわなみ しよてん いわなみしよてん 0365、 イワナミ シヨテン イワナミシヨテン 0365 いわなみ しよてん いわなみしよてん 0365 アメリカ発金融危機の影響が瞬く間に世界に広がり、地道に働く庶民にとって、将来不安は募るばかり。そんななか、金融トラブルに巻き込まれる人があとを絶たない。被害に遭わないために、まずどんな知識が必要か。そもそも普通の人々にとって「投資」とは何なのか。原点に立ち返り、「リスク」を見据えることから考察する
もう少し、簡単に説明もできそうな内容。
★★★☆☆
金融商品を専門に扱う人間ではないので専門知識というのが
どこからどこまでのことをさすのかわからない。
しかし、この領域の素人向けの読みやすいものは数冊読んでいる。
上記のような素人が感じたことであることを前提として
参考にして頂ければ幸いです。
本書の読後の印象は、書いてある内容をもっと平易な言葉で
かつ簡単に説明してくれる本は他にあると思いました。
内容はリスクの捉え方をいろんな金融商品を例に丁寧に説明して下さるので、
わかりやすくはありますが、もっと図やグラフを使った本のほうが、
私のような素人には向いていました。
ご参考になれば。
推奨
★★★★☆
金融の規制緩和ないしは自由化には、絶大なメリットとともに深刻なデメリットをもたらした。デメリットの象徴が、まやかしの投資本ないしは投資指南書の氾濫である。当たり前の商品と違って投資本には、その利用結果については利用者(読者)の自己責任というエクスキューズが常に用意されているため、事は一層深刻である。人生経験は豊富なはずの中高年者ですら、まんまとこの手の投資本に釣られる人が少なくないのは、日本の教育がカネの問題を意識的にあるいは無意識的に避けてきたことが一因であろう。そうした教育を受けた結果として、カネの問題の重要性は認めながらも、何をどう教えてよいものやら困惑されている教員も少なくないのではなかろうか。高校や社会人教育の現場では、本書の扱うテーマのすべてを取り上げることは無理としても、金融リテラシーや金融教育を扱った第2章・第5章を中心に、その骨格を噛み砕いて教授すれば、かなりの成果をあげることができるだろう。
手堅い解説と公平な評価
★★★★★
著者は銀行勤務の経験と大学での教育(金融論、経済学)経験を併せ持つ。
その強みが十分に活かされた内容となっている。
タイトルのように金融商品とどのように付き合っていくべきなのか、金融リスクの
基礎的な知識から現在、販売されている様々な金融商品のメリット・デメリットを
簡潔に説明している。
ある観点からは、大胆な商品評価をされている個所もあるが、概ね、公平かつ消費者側に
たった解説であると評価できる。おそらく、金融商品販売を巡る訴訟などを垣間見られて、
販売側の金融機関の無責任さに対する「義憤」もあるのではと想像する。
日本においては、金融リテラシーは喫緊の課題であることは言うまでもなく、時宜を得た
内容と出版のタイミングであり、高校生、大学生、一般の消費者、金融マンにもぜひ一読
を薦めたい。
金融リテラシについての啓蒙書
★★★★★
インターネットを通じて資産運用を行うためのツールが整い、
身近に資産運用が行える時代になった。
そうはいっても今まで基本的に預貯金で資産運用を行ってきた多くの人たちに、
突然そのツールを使って資産運用をしてもらうのはやはり酷というもの。
必要な武器(知識)をそろえて、資産運用を行うために必要な金融リテラシについて本書は適度な量と深さをもって解説している一冊です。
コンパクトに纏まられています
★★★★★
さて、サブプライムローン問題に端を発した金融危機。本書は金融商品(証券化商品、格付け等)について説明されています。本書を読み進む内にこれらの商品の仕組みとそこに潜むリスクが詳細に語られています。ハイリスクハイリターンなどにも触れられています。金融商品にも言及されて社債等についても言及されていて初学者や社会人にも配慮された記述となっています。これらの商品には必ずリスクを伴うことを知っておけば、誤った行動を起こさないでしょう。社会人向けに金融に関する問題も作られており、非常にかゆいところに手が届く配慮がなされています。当たり前のことなのですが、その当たり前のことをよく知らないで金融商品に手を出して失敗するとか、言葉に騙されてしまうパターンとか紹介されています。新書にしては非常に内容の濃いものになっています。