ぎりぎり5だが、やはり今後に期待
★★★★★
1巻復讐―孤拳伝〈1〉 (中公文庫)を読んで、文字通り走るようにこの2を求めた(アマゾンでは間に合わないという思いから、本屋さんに!)。
そして、またまた一気に読みました。
いやぁ、面白かった。
ただ、こういう武闘、武術モノの難しいのは、やはり華は戦いの場面にあるんですね。その中や間に、どのようにドラマを入れ込むのか。
本作では、その部分は、まさに主人公の「成長」「苦悩」「出会い」にあると思うんですね。
しかし、それでもやはり、戦いの場にはなかなか勝れない。
というところで、最初ちょっと戸惑います。
何せ、戦いの場が設定されてしまいますので。
うーん、これではドラゴンボールの天一試合かぁ、と思ってしまいます。
あらら、と。
しかし、その危惧は結局無用でした。
中盤から後半になって、やはり、「自然な」姿での、人の出会い、そして戦い、と変化、発展していく様子から、またまた走って3を買いにいかないといけなくなります。
そうです。やはり、(ありがとう)面白かった。
と、そう言う意味では、ちょっと点数を下げそうになったんですが、トータルには、他にないおもしろさを醸し出す作品と評価できました。
うれしいな。