ブルックナーの交響曲第９番に特に感動しました。とてつもなく素晴らしい演奏です。特にティンパニーがすごいです。１楽章の終わりが特に素晴らしいです。また、２楽章も、臨場感あふれていて、たまりません。３楽章も美しい音楽が次々と流れていきます。ブル９の数ある演奏の中でも、特に受け継がれていくべき至高の演奏であると思います。ワーグナーの演奏は、もはや何も言うことはありません。聞いてみてくださいとしか言いようがありません。とにかく、買ってみてください。保障はできませんが、この世の中のクラシック音楽のファン、いや、少なくともブルックナーのファンである人の内９割５分以上の人が楽しめる演奏だと思います。

演奏、録音の両方とも満足できる現在最高の第９です。ＣＤをスタートさせ、演奏が始まる前のホールの静寂から音楽への期待が膨らみます。そして、演奏が始まる。「何ていい音楽なんだ」という思いが心を満たしてくれます。こんな経験は、ヴァントとベルリンＰｏでは決して味合せてくれません。なお、一緒に入っている、パルジファルの前奏曲も名演と思います。