ケルト説では『聖杯の守護を予め運命付けられた一門』というモノが付いて回る。(これは序章でもチラリ)
【シーリィ・コート】:作中[妖精の行進]として使用されるが、本来の意味は[善き妖精]を指す。(悪い妖精=アンシーリィ・コート)
【降霊式占い】:日本のコックリさんの元となった西洋の降霊式占いの一種。
(日本のコックリさん:明治17年伊豆下田港に流れ着いた米人より広まった説が有名。狐狗狸さんエンジェル様キューピット様なども本質は同じ)
Ouija盤と呼ばれる霊応盤とブランシェット(鉛筆を指せば自動筆記の道具)いう指示器やコインを使用する事が多い。
作中では霊応盤の代用に紙を、指示器として石を使用。
本来3人位で儀式に臨む。
【グラストンべり修道院】:サマセット州に在るクリュニー派の修道院。
ケルトの修道院跡に建てられた(ケルトの修道院以前はドルイドの聖地だった)。
最初の司教はアリマタヤのヨセフ。
中世以降はアーサー王伝説と聖杯伝説で有名だが、信頼性はやや低い。
修道院見解によると、この地こそがアヴァロン島とされる。
この土地には【聖杯の泉:チャリス=ウェル】という泉があり、聖杯伝説が伝わっている。
謎が多く、一回読んだだけで!は本当の面白さには辿り着けない。
思考の楽しさをも有したこの一冊、読むべし。