社会保険労務士の資格を取得するために勉強中の皆様、資格を取得して開業準備中の皆様、すでに開業して営業活動に奮闘中の皆様。「どのように仕事を獲得すればよいのか。といった不安をお持ちではないですか？

　「書類の書き方」、「就業規則の作成方法」、「助成金の申請方法」・・・開業した後、実務で役に立つ情報は様々な良書、内容の濃いセミナーが多数存在しています。しかししっくりこない。何がしっくりこないのだろう。

　「この得た知識、どうやって仕事に結びつければよいのだろう？？？」

　ここがわからないのです。

　社会保険労務士は、事務所を構えればどんどん仕事がくるのでしょうか？

　答えは「否」です。

　正確な統計資料に基づいているわけではありませんが、なんとか開業してみたものの、その半数は１、２年後に事務所をたたんでしまうという話を聞いたことがあります。開業後、事務所をたたんでしまった方々のそこに行き着くまでの経緯は様々だと思います。
　しかし、その原因の最たるものは、「仕事が波に乗らなかった」。言い換えると「仕事を思うように獲得することができなかった」のだと考えています。

　では、なぜ、仕事を獲得できなかったのでしょうか？

　それは、「お客様がどのようなことを考えているか」ということを意識せず営業活動をしたことが原因であると考えています。お客様の思いを無視した営業活動をしても、仕事を獲得できるものではありません。

　逆に、お客様が何を考えているのかということを意識することで仕事を獲得できる可能性が高まるのです。

　本書では、お客様が社労士をどのように見ているのか、お客様が何を考えているのかということを説明すると共に、そんなお客様へどのように営業活動すればよいかということをまとめています。

　これから開業を考えている方はもちろん、中々波に乗れていない方も是非、本書を手に取っていただけると幸いです。