宇沢弘文 傑作論文全ファイル
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宇沢弘文教授は「人間のための経済学」を追求して経済合理主義と闘い、数々の社会問題に自ら取り組みました。
人間的な意味で豊かな社会を構築することをめざしたその思想は、今日いっそう輝きを増しているといえるでしょう。
本書は宇沢教授の手元にあった、膨大なオリジナル原稿を基に構成し、その深遠な思想を伝える傑作論文集です。
ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・E・スティグリッツ教授(コロンビア大学)は、実は宇沢教授のシカゴ大学時代の愛弟子です。
スティグリッツ教授は、2016年に開かれた宇沢教授メモリアル・シンポジウムで講演し、心温まるエピソードを披露しました。その講演の全文も掲載しています。
【主な内容】
(巻頭)「宇沢先生が生涯をかけて教えてくれたこと――人間と地球のために経済学者は何をすべきか」 コロンビア大学教授ジョセフ・E・スティグリッツ
第Ⅰ部 社会的共通資本への軌跡
第Ⅱ部 『自動車の社会的費用』を著す
第Ⅲ部 近代経済学の限界と社会的共通資本
第Ⅳ部 環境と社会的共通資本
第Ⅴ部 医療と社会的共通資本
第Ⅵ部 教育と社会的共通資本
第Ⅶ部 農村とコモンズ
第Ⅷ部 未来への提案、これからの経済学 (全34章)
本書の原稿の掲載先一覧
本書の刊行に当たって 宇沢浩子