パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集
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時代を超えて受け継ぐべき痛烈なメッセージ
現代社会に警鐘を鳴らす歴史的名著。南海の酋長ツイアビは、はじめてパパラギ(=白人)たちの「文明社会」に触れた驚きを、島の人々に語って聞かせる。お金、時間、都会、機械、情報、物欲……。その内容は、深い洞察と知恵、素朴にして痛烈な啓示に満ちた文明批評として、今なお輝きを失っていない。豊かさを追い求めてモノと時間を切り刻み、無辺の闇にたどり着いてしまった私たちが、今こそ真摯に受け止めるべきメッセージ。
●目次
*パパラギのからだをおおう腰布とむしろについて
*石の箱、石の割れ目、石の島、そしてその中に何があるかについて
*丸い金属と重たい紙について
*たくさんの物がパパラギたちを貧しくしている
*パパラギにはひまがない
*パパラギが神さまを貧しくした
*大いなる心は機械よりも強い
*パパラギの職業について--そしてそのために彼らがいかに混乱しているか
*まやかしの暮らしのある場所について・束になった紙について
*考えるという重い病気
*パパラギはわたしたちを彼らと同じ闇の中に引きずり込もうとする