反省堂書店ぱんだ本店
★★★★☆
本書は読んでいて圧倒されるほどのもの凄い情報量だ。一つひとつの情報を懇切丁寧に解説したら、少なく見積もっても10冊は立派な本が書ける。さて、この本は乳幼児期から思春期前期までの心の病気について述べられている。「1歳半を過ぎてもことばが出ない」「母親にもなつかない」ということから子どもの異常に気づく。そして、子どものできることよりもできないことに気を取られたり、叱責したりしてしまう。そこで児童精神科医のいる病院での鑑別・治療が必要なのだが、わが国では監修者の都立梅ヶ丘病因ぐらいしかない。ところで、この本にはLD児について知的発達には遅れがないと書かれているが、個人的に信じがたい。そもそも知能指数は百家争鳴で、「知能指数とは知能検査で得られた数値のことである」という皮肉な説さえあるのだ。また、学生時代、実習でLD児の観察をしたところ、小学校3年生の男児が平仮名も読み書きできないのはおろか、「ブーブ」「マンマ」と幼児語を発話するのだ。本書の最大の欠点は、レイアウトがとんでもなく見づらいことだ。
かっぱ堂
★★★★☆
発達障害からチック、不安障害など幅広く、イラスト入りで具体的な症状から対処の仕方まで紹介されています。保護者や教師などにおすすめです。
うそつきピノキオ書店
★★★☆☆
これは、すごく判りやすいです。特にP52「受け止める」といっても、の内容がいいです。