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デリヘル嬢と会う2: 暗部に生きる女たちのカレイドスコープ

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
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 前著『デリヘル嬢と会う(彼女は、あなたのよく知っている人かも知れない)』を出したのは2017年だが、その後も多くのデリヘル嬢と会った。そして、話を聞き続けてきた。
 前回、「デリヘル嬢と言っても、様々なタイプがいる」と書いたが、この日本女性の多様性は本当に万華鏡(カレイドスコープ)をのぞいているような気持ちになる。
 絵に描いたような「社会のどん底」に生きている荒んだ女性もいれば、表社会と裏社会、昼と夜、普通と異質を行き来しながら生きている女性もいる。家庭を持っている女性もいれば、流れ者の女性もいる。自分を見失っている女性もいれば、自分の性的嗜好をきちんと把握して、その「好きな世界」で生きている女性もいる。男に好かれるタイプの女性もいれば、そうでない女性もいる。
 アンダーグラウンドで働く多くのデリヘル嬢と会い続けて見えてくるのはそのめくるめく多彩性だ。彼女たちに会って人生や考え方を聞くたびに驚くしかなかった。同じセックス産業と言っても、東南アジアの売春地帯とはまるで違う世界がそこに広がっていたし、その人生観もひとつではなかった。女性たちはみんな違っていた。それほど日本のアンダーグラウンドの世界は多様だったのだ。
 そんな女たちをさらに掘り下げて書いたのが本書だ。