簡潔な表現で、ときにはセロニアス・モンクのように、ジョビンのように、また、ときにはエヴァンス風にも弾いているカーラ。スワロウのベースは、ギター・ベースと称されるように、テーマを取るときやソロのときにハイ・ポジションへ移動し、ギターのような音色で弾く非常にユニークなスタイル。知らないで聴くと、ギターとピアノのデュオと間違える人もいるだろう。
ご両人とも作曲者としても定評があり、どの曲も豊かなメロディーを持ち、飽きが来ない。エヴァンスが"I Will Say Goodbye"で取り上げたスワロウの曲「Peau Douce」も演っている。
落ち着いた雰囲気でリラックスして聴ける、いい感じのアルバム。