片麻痺当事者によるリハビリ実践理論: 脳梗塞による片麻痺当事者のリハビリに対する考え方や方法
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私自身が脳梗塞(アテローム血栓性梗塞)の後遺症によって、片麻痺(左側)になった当事者です。
脳梗塞を発症してから今まで、私個人なりに試行錯誤してやってきたリハビリの考え方や方法が、他の方々にも参考になればと思い、筆を執りきました。
全て書くと膨大な量になってしまうので少しでも内容をコンパクトにするため、伝えたい事の要点をまとめています。
なお上肢のリハビリについて書いておりますが、下肢についても基本は同じです。
麻痺の後遺症が残ったら「いつになったら動くのか?」「どこまで回復するのだろうか?」と言う疑問による焦りが必ず生じます。本人ですらそうなのに、他人からすれば更に分かりません。ただ一つだけ言える事が有ります。
それは他人が何と言おうと、回復を目指して行動するかしないかは、他でも無い自分自身だと言う事です。
もちろん片麻痺の状態は各人各様なので、人によっては本書の内容は合わないかもしれませんが、情報は一つでも多くある方が有利となります。
参考までに読んで頂いた上で自己分析しながら、ご自身なりのリハビリの法則を見つけていって下さい。
一人でも多くの方の麻痺の改善の手助けになる事を望みます。
目次
第1章 リハビリの心得・考え方
1-1.退院後は色んな場所に行って脳を活性化させる
1-2.軌道や材質にバリエーションを持たせる。
1-3.リハビリにおいてのウォーミングアップ
1-4.慢性期に入ったらメニューを作ろう
1-5.メニューの基本的な作り方
第2章 リハビリの基礎イメージ
2-1.健側を動かした後に麻痺側を動かす
2-2.出来て当たり前と思いながらやる
2-3.麻痺側を良く視界に入れる
2-4.麻痺側を常に意識する
2-5.1秒先の成功を視覚的に想像する
第3章 実践してきたリハビリの代表例
3-1.指と手首を動かす為にした3つの事
3-2.力が非常に弱かった時にやった種目
3-3.指が勝手に屈曲してしまう場合
第4章 回復の核とも言えるリハビリ筋トレ
4-1.この本で言う「リハビリ筋トレ」とは何か?
4-2.リハビリ筋トレで使った5つの器具
4-3.実践したリハビリ筋トレの代表例
第5章キーボード入力のリハビリ
5-1.キーボードリハビリの心得
5-2.キーボードリハビリ3つの工夫
5-3.応急処置として抑えよ、ゴールデンライン
5-4.配置通りに打つための3つのステップ
5-5.スマートフォン編