これは売っちゃいかんだろう。
★★★☆☆
まず、こういう歴史系の新書としては、参考文献や引用資料の記載がないのが駄目。
また、文章が下手過ぎ、しかも史実と筆者の考察が分離出来ていない地の文と、筆者の妄想上の会話が入り交じっていて、樋口兼豊と仙洞院の会話など、失笑ものである。
新書にせずにブログで公開するので十分なのではないかと思ってしまう低クオリティ。
ただ、「俺の中の上杉」のヴィジョンが明確で、文章の巧拙や資料的裏付けの怪しさなど数々の欠点があるにせよ、それを明確に打ち出している姿勢には好感を持ったので☆3つ。