その漠然としたゲーム性の中で前提となるのが、「自分好みの村を作る」ということ。自分の家に飾るものも、村に植えられている木や花の位置を決めるのもプレイヤー次第。家から村の様子まで、すべて「自分だけの空間」を作ることができるのだ。プレイヤーごとに異なる村を通じて、物々交換や手紙のやり取りといったコミュニケーションを楽しむ作品だ。最大のポイントは、1つの村に4人まで同時に住むことができるので、恋人同士や親子で楽しめるところ。
このゲームキューブ版は、2001年4月に発売されたニンテンドウ64版のパワーアップ版。博物館や洋服の仕立て屋といった新しい要素が入っただけでなく、ゲームボーイアドバンスを使った連動も用意。ニンテンドウ64版を遊んだユーザーでも、十二分に楽しめるようになっている。(田村 雅)