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DES・DDSの実務

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: 金融財政事情研究会
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:藤原総一郎/著 出版社名:金融財政事情研究会 発売所名:きんざい(発売) 発行年月:2009年02月 関連キーワード:デイ-イ-エス デイ-デイ-エス ノ ジツム デツト エクイテイ スワツプ デツト デツト スワツプ DEBT EQUITY SWAP.DEBT DEBT SWAP でい-い-えす でい-でい-えす の じつむ でつと えくいてい すわつぷ でつと でつと すわつぷ DEBT EQUITY SWAP.DEBT DEBT SWAP、 キンユウザイセイジジヨ キンザイ 1409 きんゆうざいせいじじよ きんざい 1409、 キンユウザイセイジジヨ キンザイ 1409 きんゆうざいせいじじよ きんざい 1409 第1部 DES(DESとは何かDESについての法的諸問題の検討銀行法および独占禁止法による規制の内容募集株式発行(増資)の手続と実務減資の手続と実務 ほか)第2部 DDS(DDSとは何かDDSの制度
わかりやすい実務書だが、矛盾点も… ★★★★☆
DES及びDDSに関する法務、税務、会計に関する実務上の注意点がほぼ網羅され、かつ、簡潔に記載されている。難しい表現はないため、参考にできる箇所は多いと思われる。

ただし、読んでいて2点ほど気にかかる箇所があったのでここで記載する。
(1)DESを解説した章(第1章)で「償還条件付DES」について非上場の中小企業にもメリットがある旨を記載しているにもかかわらず(74ページ)、DDSの章(第2章)でDESのメリット、デメリットが再び記載され、かつ、135ページで中小企業におけるDESの限界が記載されている。このように校正上、違和感を感じる構成が散見された。

(2)昨年11月に改訂された金融検査マニュアルに関する言及が乏しい。例えば、74ページの「資本的劣後ローン」の取扱いについては、DDSだけでなく准資本型など新たに規定されたものについても比較が必要であろう。

これらの点から、実務上では本書以外の著書や規定、専門家との協議を行って進めることをお勧めする。
中小企業のDESではない ★★☆☆☆
 中小企業では、貸借対照表上、何年も返済されずそのままになっている社長借入金が累積している場合がある。この役員借入金の存在は金融機関としても、債務と見ざるをえないため、金融機関の与信審査上、ネックになっている。よって、この借入金を整理し、自己資本比率を上げる方法として、デット・エクイティ・スワップ(Debt Equity Swap)がある。
 その点を重視した実務手引きではなく、どうしても大会社を想定しているため、期待したより役に立たなかった。残念・・・。
不良債権のキャッチ・ボール ★★★★★
2005年1月リリース。
大手銀行で大きく不良債権が減少している、旨、のニュース・リリースがされている。その中核技術がこのDESとDDSなことは金融機関のものなら誰でも今や知っていることだ。

DES(デット・エクイティ・スワップ)→債務の株式化で有名なのはダイエーの処理。
DDS(デット・デット・スワップ)→劣後ローンとスワップさせて自己資本にすり替えるという金融庁の指針お墨付きの方法で有名なのはカネボウの処理、といったところだろう。(●^o^●)

このような金融技術も多くはメイド・イン・アメリカである。本書は言ってみればその『和訳』の最新版とも言える内容だ。よーく読めば、それは不良債権をオフ・バランス化し、一度実質支配基準にはあたらないが事実上は関連会社のサービサーにターン・アラウンドさせ(●^o^●)、良くなれば本体のオン・バランスに戻す、という言うなれば不良債権のキャッチ・ボールに過ぎないことが見えてくる。オン・オフのキャッチ・ボールをしているだけで実際は変化がないのが企業の実態だ。

要注意債権であるわけがない先に対してDDSが有効なわけがない現実、があるにしてもこの手の技術は今後も深まっていくのだろう。深い深い闇である。(●^o^●)

第一人者による実務上のテキスト ★★★★★
DESやDDSについては再生案件において話題になることが多いが、主題として取り扱われる書籍は見たことがなかった。都銀の不良債権処理は一巡したが、地銀はまだまだの状況であり、当該書籍が活用される機会も多いものと考えられる。