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漢文が読めるようになる

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: ベレ出版
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楽しく ★★★★★
この本のいい所は、「馴染む」という事から入ることです。
たとえば全体のながれが、仮名、返り点つき→返り点だけ→白文という構成になっており、しかも返り点だけや白文の章においても、仮名や返り点を補いながら説いていくので、わからないまま次の章へ飛ばされても心配ありません。
題文の一句一句は丁寧に深く解説され、また同じ句であっても繰り返し(深みを増して)解かれるのでおのづとそれになれていき、無理な暗記も必要なしに(同じ楽曲を繰り返し聴いていると勝手にその歌詞が頭に入っていくが如く)染み付いていきます。
全体的に、親切で解説が丁寧です。難しい語学、文法用語もなく、子供が読み書きを習うときのごとくして規則や用例が身に付けられます。
気軽に漢文を楽しめる入門書 ★★★★★
 漢文の読み方を扱った本は、思う以上に数が少ない。漢文法に関する概説書や句法集はいくつかあるが、概説書は細かい字で研究用に書かれたもの、句法集は受験で使うような重要な句法を短い例文で説明するだけのものとはっきり分かれていて、基礎から応用まで幅広く、気軽に使えるような本がないのだ。高校生用の教材にはそういうものもあるが、学校専売品や入試対策用が多く、誰もが使えるというものでもない。
 その点、この本は誰でも気軽に使えるという印象がある。執筆者は予備校の講師だということだが、入試に必要なことを詰め込むという書き口ではなく、漢文を「楽しむ」ために返り点や送り仮名の読み方に重点を置いて説明している。最終的には白文を読むことを目標にしているが、例文はよく知られている格言やことわざが引用されており、ページ構成も大きな字で見やすくなっていることから、本当に気軽に読むことができる。
 ただし平易に書かれているだけ句法や訳し方の説明は例文に出てきたものに限定されるので、その詳細にまでこだわって学んでいきたいという場合には別の句法集や解説書・漢和辞典を併用する必要がある。句法集は学生向けのものが大半だが、この本と併用するなら『社会人のための漢詩漢文小百科』や『漢文語法ハンドブック』(いずれも大修館書店)がおすすめだ。