ヴァイオリンを弾くための 身体の作り方・使い方 基礎編
価格: ¥3,240
「サラサーテ」誌の著者でヴァイオリン指導者の柏木真樹が、豊富な事例と
経験に基づいて書き下ろした必携の1冊。
~身体に無理をさせずに弦楽器を弾くための画期的な指南本。写真・イラスト満載で、わかりやすく解説。~
■第1部 身体が動く仕組みと運動の基本を理解しよう
1)身体が動く時に何が起こっているかを知る
1.関節は筋肉の働きによって動いている
2.身体を動かすときには脳が運動の指令を出している
2)身体が動く時に運動はどのように組み立てられているのだろうか
1.運動を作る時の大原則=運動は足し算で作る
2.すべての身体の動きは“協同運動”である
3.運動を正確に理解することは大切だが難しい
3)脱力を正しく理解しよう
1.脱力の意味を理解しよう
無意識に入ってしまった力を、意識して抜くことはできない
2.正しい筋肉を使うこと/筋肉の選択的利用
3.運動の量を加減すること/運動量のコントロール
4.「固定する」と「使わない」の違い
5.左手と右手が「シンクロ」してしまうために無駄な力が入ることもある
■第2部 バイオリンを弾く時の身体の運動を理解しよう/実践編
1)上半身の動きを理解して快適に楽器を保持できる身体を得る
1.首の運動、腰の運動と体幹の「閉じる」「開く」動きを理解しよう
2.楽器の持ち方を考える/無理なく身体を使って楽器を保持するには
3.楽器を持つ時の身体の働き/起こしやすい間違いも理解しよう
2)弓を使う右手の運動を解剖する
1.腕の大きな運動を作るためのポイントは「肩甲骨」にある
2.腕をより長く使って大きな良い音を出す
3.腕のしなやかさを得るための練習法
4.弓を持つ時の手の運動を理解する
5.運弓運動では指が自然に変形することが大切。フィンガーボウイングと指の自然変形
6.いくつかの重要な右手の運動
3)左手の運動を順序よく理解しよう
1.左腕の大きな運動/「ねじる」「ひねる」は不要な動き
2.左手の形/前腕の筋肉と腱を自然な形で使う
3.手首の運動/手首のヴィブラートを例に
4.指の運動を正確に理解しよう
5.ポジション移動と重音を押さえるために必要なこと
■第3部 バイオリンを弾くための身体作り/トレーニング編
1)身体全体の働きを正しく保つ
1.柔軟性とは何か
2.血流、代謝や筋肉を良い状態に保つこと
3.骨格構造を正しく維持すること
4.姿勢を保つために必要なことと、そのトレーニング
5.首を鍛えること/楽器を安定させるために不可欠な首の強さ
6.肩の問題/楽器を弾くと肩こりもほぐれることが理想!
7.準備運動とクールダウン、練習の長さや頻度
2)基本的な運動を正しく行なうために必要な“イメージ作り”
1.運動を覚えるために心がけること
運動を正しく修正するのはイメージの働き
2.歩き方は身体の使い方やリズム感に直結する重要なポイント
■第4部 身体の故障とその対策
1)身体を傷めないために考えるべきこと
2)部位別、典型的な身体のトラブルとその対策
1.首の故障
2.肩の故障
3.いわゆる腱鞘炎とその周辺の症状
4.腕の異常
5.指の故障
6.背中や腰の痛み
7.その他
ヴァイオリンをうまく構えられなくて
★★★★★
趣味でヴァイオリンを弾く分には絶対気がつけないことをたくさん知ることができます。
ヴァイオリンだけではなく、今までの身体の使い方、これからの使い方にも大きな影響をもたらしてくれる1冊です。
買ってよかった。