日本人はリベラルと保守を誤解をしている
★★★★★
日本のリベラルと言われている人は誤解をしています。
アメリカのリベラル層でも外国人に参政権を与える政治家はいません。
同時に当選をしないでしょう。
子ども手当や高校無償化を含めて潰すのです。
結局、日本にはまともなリベラル派が育たなかったんです。
それがこの本でよく分かります。
新生してください
★★★★☆
平沼赳夫先生は本当にすばらしい政治家です。櫻井よしこさんとの対談です。
「保守」という言葉がどうしてもイメージ的に垢抜けないところはありますが、政策で勝負する政治家というのは保守に多いわけです。
政治はあくまでもリアリズムを追求しなくてはいけませんから、これでいいんですけど、国民というのはどうしても刹那の感情で綺麗ごとに流されてしまいますね。そういう憂いを感じながらも平沼先生と櫻井さんは、この国の現実を論じておられます。
個人的に日本の企業で国産の兵器を作れるんじゃないかと思っていたんですけど、平沼さんの口からそういう言葉が出てるんですね。そして日本は国産で良い武器が作れるんですね。
基本的なことではありますが、安全保障とか国家について簡潔にまとめられた良書です。読みやすいとも思います。
ただひとつだけ、本書とは関係ないのですが、なぜ「たちあがれ日本」になったのか、解せません。まだ「過程」であると信じて、その行き着く先を見届けたい。
左翼の二枚舌に突きつけるべし
★★★★★
現在の日本で平和主義を唱える者の多くには深刻な矛盾がある。とりわけ9条に関しては近年までの日本では、議論することすらナイーブになってしまっていた。平和主義というイデオロギーと形式的な理念が先行して、如何に主権国家としての日本国を守り、国民の安全を守るかという視点が抜け落ちていたためである。著者の櫻井よしこ氏は左寄りの論壇からは「極右翼」のレッテルを貼られることもあるが、私は彼女は右とも左とも考えていない。現実主義の下に国家としての日本のあるべき姿を考えているだけであると思う。彼女は以前に「海外の人々と草の根で交流するのは素晴らしいことであり、異なる価値観を享受し理解しようとすることは大切である。しかしながら、国家と国家の関係においてはよりシビアにならなければならない。」とはっきり言っている。私は別にこの国の核武装や国軍の保持を賛成する立場にはない(日本は米国の戦略防衛構想を応用する形でもっと幅広い意味で国土防衛を考えるべきで核武装は手段の1つに過ぎないと考えている)が、櫻井よしこ氏のおっしゃることは当然のことであると思う。左翼と呼ばれる人々が時には行ってきた言論界での保守に対する攻撃は、それこそ彼らが批判してきたであろう、排除と追放しか容認しないジェノサイドと構造的に似ている。特定の集団を排撃している点で、人種、言語、または性的マイノリティに対する数多の許されざる暴力と変わらないのである。そのような行動をとっている時点で真の平和主義とは程遠い平和教信仰に過ぎない。櫻井よしこ氏はそんな左翼の二枚舌と真っ向から立ち向かう言論人だと思う。
覚醒せよニッポン!
★★★★☆
平沼さん、ついに動きましたね(☆)
民主主義でない民主党…
友愛のナンセンス…(呆)
そして、
世界中に脅威を与える中国…
中国・韓国に振り回されるのはそろそろ…(辞!)
チャイナタウン計画阻止!
外国人参政権阻止!
ニッポンよ、もっとしっかりしなさい(喝!)
櫻井さんの言葉から抜粋、
「日本らしさを保ちながら、民族としと生き残っていくことが大切です。」
平沼さんの言葉から抜粋、
「この国のアイデンティティ(歴史・文化・伝統)をしっかり守ることが大切だと思います。」
同感!さあ立ち上がろう!
おおいに期待はしたい
★★★☆☆
この本は、平沼氏と櫻井氏という保守論客二人による、この国の行く末を憂いた憂国の書である。民主党政権のみならず、無所属で国政の舞台を戦い続けた平沼氏らしく自民党に対する問題点の提起も頷ける点が多くこの本を読む事で現在の国政における問題点が良く理解できる。私も常々、最近の政治家の多くが口を開けば経済や財政についての論しか展開しないのを憂慮していた。
確かに百年に一度の経済危機と言われる昨今だから、政治家が専ら経済と財政について語るのは決して悪い事ではない。が、政治家の仕事が金勘定だけだとは思えない。それよりも重要なのは国家のグランドデザインを語り、国民に未来への展望に対する希望を持たせる(民主党の様な何の裏付けも無い空想のお話ではなく)事ではないか。
つい先日平沼氏が新党を立ち上げたが、「シルバー新党」などと揶揄されようと、私が、先に立ち上げた渡辺善美氏の若手中心の「みんなの党」よりも平沼氏の新党を支持したいのは、渡辺氏は確かに頭は良いのかもしれないが、平沼氏と比べて、「日本がどうあるべきか、そして日本人が日本人として何を誇り、何を以って生きている実感を抱くのか」ということについてあまり語っていないからだ。過去を振り返れば幕末の国家存亡の時にも、日本を救ったのは日本の未来のグランドデザイン」を描いた人々ではないか。現在の政治家には、平沼氏を除いてこう言った視点が欠けている、又は語ろうとしないのが問題だ。(もっとも、未来を担うべき若い政治家が国家の未来を語らず、老政治家が未来を語るというのは悲しむべきことだが)
この本の内容については、私は大いに賛同する。マスコミが報道しない問題点(外国人参政権等)について、マスコミの報道のみで知識を得る人では知らない問題を語ってもいる。だが、言い換えれば、保守系の言論人が様々な雑誌、書籍で言い続けてきた事の範囲を出ず目新さが無いのも確かである。もっともこれは私がそういった本を多く読んでいるからかそう感じるのかもしれませんが。もう少し具体的に(あくまで出来る範囲で)どのように国家再建に取り組むのか読者に教えてほしかった(今回の様な形の新党発足は予想外だったので)。そういった点で星三つにしました。今後に期待したいとおもいます。
星の数で誤解ないように言っておきますが、この手の本を読んだ事がない人にはぜひお勧めします。読んで損はありません。昨今これだけの保守としての信念を持っている政治家はいないと思いますので。