バイク初心者サポートマニュアル 3(二輪教習・公道デビュー共通 ニーグリップを極める編)
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あなたも教習所の指導員に、「ニーグリップするように!」と何度もいわれたことがあるんじゃないでしょうか。そんなニーグリップですが、正直なところ生まれて初めてバイクに乗った人が、どうしてニーグリップが必要なのかイメージするのはとても難しいと思います。イメージできないことをやれといわれても実行するのはなかなか難しい。
ニーグリップを始め、顔向けとかグリップの握り方とか、バイクの運転ではいろんな基本動作があります。これらは決して誰かがそういう乗り方をしましょうと決めたからそのように指導されているわけじゃありません。自動二輪という車輪が二つたてに並んだ後輪駆動の乗り物を乗りこなすうえで、そうしたほうが操作しやすいから、基本動作として教えられているんです。つまり、ニーグリップにも理由があるんです。ニーグリップというと、曲がるときに必要というイメージがありますが、実は加速や減速、低速走行時など、多くの状況で安定してバイクを操るために役に立つ技術です。
そんなニーグリップの役割について、少しでも「うーん、腑におちた!」となる一助になればと思い、本書を執筆しました。本書を読んであなたの中のニーグリップのイメージがよりはっきりすれば、教習所や公道でバイクに乗る中で、「あっ、これだっ!」っていうひらめきがわきやすくなると思います。そうすればしめたもの、あとはバイクに乗るたびに自分の中でニーグリップっていう動作がどんどん理解できてくるはずです。
本書では二輪教習ネタを中心に取り上げていますが、すでに免許を取得して公道デビューしたばかりの人にとっても役立つ内容だと思います。「いまひとつニーグリップってわかんない」と感じているバイク初心者のあなたにとって、本書が、バイクとの一体感を得るきっかけになれば幸いです。