夏にダイブ!
★★★★★
「子供の為」と称して自分用に買いました。
子供の頃に経験した『夏』がここにはあって、本を開いている間中「夏のドキドキ」を感じていました。
本を閉じた時の夏が終わったかのようなえもいわれぬ寂しさと清涼感が何とも言えず気持ち良かったです。
子供がもう少し大きくなったら一緒にわくわくしながら読もうと思います。
夏の夢
★★★★★
表紙を見てすぐに買いました。ページをめくると、幼い頃の思い出が鮮明に蘇りました。裏表紙の入道雲から始まり 「夏の思い出」がテンポよくきれいに描写されています。文章があまりないかわりに感覚、記憶で1ページのスケールが膨大に広がりました。2歳の息子はとてもお気に入りで、この絵本を購入してからは夜寝る前に自分で読んで楽しんでいます。とてもオススメの1冊です。余談ですが子供には極力自然に触れて遊んでほしいと改めて思いました。
男の子に贈りたい本
★★★★☆
絵がダイナミック!最小限の言葉と鮮やかな絵で、夏の暑さとか土の匂いが伝わってくるような、そんな絵本です。都会に住む男の子には、絵本の男の子のように山にクワガタを取りに行くような経験はなかなかできないかもしれません。だからこそ、男の子に贈りたい本です。ぜひ息子にパパが読んであげてほしい絵本です!
夏は子どもの夢の時間
★★★★★
夏休みに、子ども達は一回りも二回りも成長する。夏は子ども達の夢の時間だから。
この絵本は、言葉が少ない。そして意図的に小さな文字で書かれている。
その分、色鮮やかで構図がすばらしい絵が雄弁に「夏」を語っている。
言葉が少ないということは、読んでいて声が聞こえないことになる。
それはつまり、耳を澄ましているのと同じ効果があるのだろう。
だからこそ、セミの声も、波の音も、夕立にぬれた感覚も、草原の匂いも
全部一度に戻ってくるのだろう。
やられた、と思う。
変わらない日本の夏
★★★★★
一ページ一ページめくるごとに、日本の夏があふれ出してきます。虫取りに行ったのは男の子だけじゃない、女の子だった私にだってお父さんに連れて行ってもらった田舎の裏山で虫を取った思い出があります。友達と作った秘密基地、いつまでも続くと思った夏休み、夕立にびしょぬれになって走った瞬間。どれもこれも昨日のことだったように鮮明に記憶がよみがえってきます。
現代の子供たちが同じように体験できるのかは分かりませんが、そこにはおそらく変わらない夏の思い出があると思います。そんな宝物みたいなキラキラ輝く「なつのいちにち」を表現した素敵な絵本です。色彩ももちろん良いのですが何より迫力満点の構図が大好きです。