日東紡の新しいふきんが「白色6枚入り」バージョンとして数量限定で登場しました。 暮しの手帖社創業者の大橋鎭子さんと日東紡の新しいふきんはとっても深いご縁があります。50年以上前、大橋さんたちは、50軒の台所から今使っているふきんを集め、ばい菌を調べたら、大腸菌などびっくりするくらい沢山ついていた・・・というところから、ふきんの研究が始まりました。ばい菌はどうすればやっつけられるか。いまでは当たり前ですが、日光に当てて乾かしたふきんで大腸菌が完全にやっつけられるのを見たとき思わず「バンザイ！」と叫んだそうです。アメリカに負けない使いやすい日本製ふきんを作ることを決め、日東紡との共同研究が始まりました。まず混紡率と織り方の組み合わせを42種作り、そこから17種を選びぬいて、お皿を拭くことと洗濯に耐えられることのテストを繰り返しました。8種のうち4種は洗うたびに縮むことが問題でした。最後に残った4種の生地を、10名の主婦に約半年間使い続けてもらいました。もちろん4種の生地がどれかは内緒です。とうとう、おしまいに2枚のふきんを選びました。一方はしなやかさを持って、一方は強さが優れた、そして両方とも毛羽が付きにくいアメリカ製に勝るふきんの誕生です。ふきんの大きさにもこだわりました。 「拭くにも」、「かぶせるにも」、「包むにも」、「つかむにも」、「敷くにも」ふきんにはこれくらいの大きさが必要だという考えで今の大きさ（約42ｃｍ×71ｃｍ）になりました。　日東紡がこの研究成果を再現し、そして「日東紡の新しいふきん」が生まれました。発売から50年、当時のままの綿・レーヨンの混紡素材にこだわって作られた商品です。使って初めてわかる「日東紡の新しいふきん」の良さを是非お試しください。（暮しの手帖54号から抜粋）