注目の女性トランペッター兼シンガーの日本初披露盤
近年の女性サックス奏者の台頭と共に優れた女性トランペット奏者もシーンに登場してきたが、このブリア・スコンバーグのような女性トランペッター兼シンガーの存在は珍しく、貴重でもある。男性トランぺッターでは、サッチモを筆頭にディジー・ガレスピー、チェット・ベイカー、TOKU 等、歌うトランぺッターの活躍が見られるが、ブリア・スコンバーグも楽器と声、両方で類稀なる才能を発揮している。 日本初披露盤となる本作は、米ジャズ・チャートで最高7位を記録した米国でのデビュー作『ソー・イズ・ザ・デイ』と『イン・トゥ・ユア・オウン』を日本発売用に2枚組CD としてリパッケージ。全24曲中18曲が彼女の自作曲で、作曲家としての才能にも要注目。(The Walker’s 加瀬正之)