ポピュラー音楽版印象派
★★★★★
このアルバムに、激しさはありません。
感情のうねりもありません。
あるのは、ただ純粋な「美しさ」だけです。
ピアノの音色、ピアノの和音
それを追究していった結果「美しさ」だけが残った。
そんなアルバムだと感じます。
いくつかの曲の中には「悲しさ」「切なさ」を認めることも出来ます。
しかし、それはピアノ本来の音が持っている要素です。
ピアノ本来の音色を、ただ引き出す。
ピアノ特有の和音の響きを、ひたすら吟味する。
重要なのは、それによって得られる「美しさ」。
これは、まさにかつての「印象派」なのではないでしょうか。
このアルバムの方向性は、誰もが共感できるものではないと思います。
購入の際は、公式サイト等で試聴してからの購入をお勧めします。
しかしこの方向性は、評価されるべきもののように感じます。
美しすぎる
★★★★★
浜渦さんはやはりピアノが一番ぐっとくると思いました。
元がゲーム音楽とはとても思えません。
(決してゲームを馬鹿にしているわけではありませんが)
どの曲も大変繊細で美しく、静かでしっとりとしています。
浜渦さん好きで、特にクラシックやピアノ曲が好きな方は買って損はありません。
ずっと残り続ける名盤です。
これはゲーム音楽ではない!
★★★★★
明らかにゲーム音楽といわれているもののレベルを遥かに超えているというのが正直な感想です。私個人としてははじめの方の曲の方が後の方よりも出来がいいと思います。特に一曲目の出来は他に比べて秀でるものがあると思います。最も好きな曲であります。全体的にショパンのような、またどこかで聞いたようなピアノ曲のような落ち着いた仕上がりになっています。ところが明らかに過去のピアノ曲と異なる部分があります。それは浜渦氏自体がゲーム音楽作曲家ということにあります。それによりどこかスパイスの効いたような、大変面白い曲のつくりになっているのであります。静かであっても飽きることのない大変完成度の高い作品集だと思います。
んー…
★★★☆☆
ちょっと騙された感が…。ホンとに、一曲一曲が短いんですよ。公式サイトの試聴でこのCDに食いついた私なんですが、な〜んか2800円に、納得いかないというか…。でもまあ、26曲も入っているので、こんなもんなんでしょうかね?私的には、曲のサビみたいなところを、もうちょっと繰り返してほしかったですね〜。
あと、ブックレット読まないと、庭のこととかわかりませんって!…というカンジで、若干浜渦さんの自己満?なかんじもしたり…。(ごめんなさい。)
結局、ゲームアレンジの曲しか楽しめなかったです…。
よいと思います。
★★★★★
浜渦氏のオリジナル小曲アルバムということで、1〜3分程度の新曲とアレンジの2本だてになっています。ピアノがメインで、たまに弦とフルートが入っている格好です。ジャンルは、クラシックの現代音楽かな?
一言で感想をいえば、浜渦さんの曲ってこういう感じだよね、ということで、意外性はないけど正統性のあるCDということになるかな?躍動的な曲はほぼなく、基本的にはまったり系の曲が多いと思います。ゆっくり休みたい、まったり勉強したいなどのBGMには最適かな?とはいえ、どの曲も難しい和声使ってるな〜・・・って感じで、じっくりきくのにも適していると思います。演奏自体はなんかクラシックの演奏家にありがちな機械的なイメージ(よくいえば技術のある感じ)をうけるのですが、それがDTM畑の作曲家とうまくかみあっていて、よい方向に働いていると思います。
気になる点は、ブックレットの文章、書体が小さいし明朝体で細いししかもぎっしりつまっていてスクウェア・エニックスのブックレットにしては珍しく悪いデザインをしているのが気になりました。浜渦さんは一生懸命かいているんですが、自分はとても読みづらかったです。というか全部読めませんでした。
それでも音楽がよければいいや〜で評価するのがいいのだろうということで、音楽はなかなかよかったので星5つです。浜渦ファンにも、浜渦さんってだ〜れ?って人の入門にもおススメです。