近年、サッカー、ファッション、グルメなどを通じてイタリア語に興味を持つ学習者が増えてきています。

しかしながら、イタリア語ブームの陰では、男性名詞・女性名詞や言葉の活用など、日本語とは大きく異なる文法のルールの壁にぶつかり、入門段階で挫折してしまう方が急増しているのも実情です。

挫折する方の多くは、単語をおぼえたり会話の練習を始める前に、文法の暗記に疲れてしまうパターンで、非常に勿体なく感じます。

なぜなら、活用などの細かい文法の感覚は、たくさんの文章を読み、会話の練習をし、例文を音読したりする中で自然に身に付いて行くものだからです。

本書『品詞別におぼえる・イタリア語入門単語 1500』は、文章を読んだり会話をする中で、初級段階の方が最低限必要な1500単語を品詞別に厳選し、「暗記」に特化した構成になっています。

単語は、最終的には生きた会話文や文章の中で定着するものですが、事前に単語集を通じて単語とその意味を暗記しておけば、その後実際におぼえた単語に出会ったときに驚くほど早く定着し自分のものになります。

このような理由から、本書では出来るだけ素早く単語を習得して頂けるように、単語の意味は出来るだけ「よく使われている意味」に絞り、例文は収録していませんが、その分単語の暗記に集中し、スマホなどでサクサク暗記を進めて行くことが出来ます。

値段も紙書籍の単語帳に比べてかなりリーズナブルなため、気軽に取りかかって頂けるかと思います。文法学習に疲れた方、挫折しかかっている方、これからイタリア語を始めたい方など、すべての初級、入門学習者におすすめの単語集です。

※本書は『最初におぼえたい・イタリア語入門単語1500』の内容を、より分かりやすく再構成したものです。


【本書の構成と学習方法】

本書のパート1では、全1500単語を品詞別に並べています。各単語の左に1〜1500までの番号を振っているため、たとえば「1日20単語・75日で完成」のように、自分で目標を立てて学習しやすくなっています。また、Kindle のハイライト機能を使って間違えた単語の番号にハイライトをつけておけば、後で間違えた単語だけをすぐに呼び出すことも出来ます（お使いの機種によってはこのような機能をご使用いただけない場合もございます）。

パート2では、全1500単語をランダムに並べています。暗記のチェック用としてお使いいただくと便利です。

パート3では、全1500単語をA-Z順で掲載しています。辞書のようにご利用頂く場合はパート2をご利用ください。

また、本書は表形式で、左にイタリア語（発音記号付）、右に日本語が並んで表示されるため、いずれかを手などで隠しながら暗記のチェックして頂くことが出来ます。