何だこれは!?!?!!!
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ショパンコンクール優勝者の ユンディリの事はもちろん知っていましたし、彼のファーストアルバムも聞いていました。
しかし、しかし。このアルバムは何なんだ!凄いとしか言い表し様が無い!
ラカンパネラが収録ということで買ったのですが、完璧すぎる。
何十人のピアニストの同曲を聴いてきたが、最高です。技術、解釈、音色、高揚感。聴き終わった後は放心状態でした。
彼の弾くショパンも大好きですが、リストも同様に(それ以上?)に素晴らしいです。
ロ短調ソナタの悪魔的な演奏は凄いですし、愛の夢の美しさも一聴の価値は十二分にあります。
アルバムとして凄く完成された一枚だと思います。
今後のユンディの活躍に目が離せなくなります。
「愛の夢」が特に好き。
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2000年のショパン国際ピアノコンクールの覇者ですね。
中国人のピアニストでは,同い年のラン・ランも有名ですが,タイプはかなり違います。
得意曲も違う感じなので,比べてもしょうがないかも知れませんが,
ランランは情熱的で自己主張が強いタイプの演奏なのに対し,
ユンディ・リの演奏は気負っている感じが見られません。
音は若々しい潔さと強さがあり,反面,詩的で優雅でもあります。
中でも,「愛の夢」は心臓がキューッとなるような名演奏でした。
ナマで見たことがないのですが,ぜひ,リサイタルに行ってみたいです。
全てにおいて良い
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ユンディ・リの技術力は既に世に認められているところ。リストの曲を演奏する彼は水を得た魚のようだ。他の方も感じているように、彼はショパンよりもリストが向いていると私も思う。(ショパンコンクール優勝者に対して失礼だが)もちろん高いレベルでの話。
とにかく全てにおいて良かった。これからはリストだけでなく、他の作曲家の演奏においても幅広い解釈と表現をアピールして欲しいと願う。
音楽性、技巧性共にかなり完成されている。
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このCDはYundi Liの完成された音楽性、技巧性ともに楽しめる出来となっていると思う。
まずピアノソナタだが聴く人によっては音楽性が未だ未熟であると言う方もいらっしゃるが、私個人はそうは感じなかった。この演奏は淡泊なのではなく、寧ろ一瞬一瞬を計算されてあの繊細な音色で演奏しているのだと感じた。私個人としては完璧な技巧性の中にちりばめられたYundi Liの解釈とも言えるルバートはショパンコンクールで証明されたように、もちろんこれから伸びる余地は有り余るほどにあるが、Yundi Liの音楽性が完成されているという事を示していると思う。この録音は一度聴いてみて決して損は無いであろう。
「ラ・カンパネラ」だが、この録音は私が聞いてきた録音の中でもかなりの完成度、洗練性を持っていると感じた。繊細に始まる導入部、完全なる技巧性、緻密な音楽性が繰りなす展開部、そして圧倒的な技巧性とそれによってコントロールを失われない音楽性によって凄まじい求心力を持って演奏されるコーダ部、どれをとっても素晴らしいとしか言いようが無い。
「タランテラ」は後半部のナポリの船旅の部分の技巧的な限界を感じさせない音楽性にのみ目の向く素晴らしい名演は言うまでも無く、前半部分の解釈があくまで個人的だか素晴らしいと思った。導入部の後の左手のアルペジオのリズムは実に素晴らしく、私としては他のピアニストとは全く違うように感じられた。またその後のun poco meno prest, ma sempre con molto brioの部分のffとpの部分の演奏の間、そして音の対比が非常に素晴らしいと思った。
私としてはこのCDを勝って損をするという事は無いと思うお勧めの録音である。
す、凄い・・・
★★★★☆
オマケ映像で出てくる超絶テクは凄すぎ!の一言に尽きる。
こんなに「ラ・カンパネラ」を早く・正確に・音の粒を揃えて弾くのを見た事無い。
コレを見るだけでもこのCDを買う価値ありですね。