The #1 Opera Album
価格: ¥1,871
いまユニヴァーサル・クラシックスの傘下に入っているレコード会社は、クラシック音楽の編集ものの分野で、かなり立派なスコアカードをもっている。「地上最大のオペラ・ショウ」「イエロー・ガイド:クラシック音楽編」「ベスト・オブ・ザ・ミレニアム」と出て、今回は「ザ・ナンバー1・オペラ・アルバム」である。しかし、これは驚くにあたらない。ユニヴァーサルは、そのカタログから取り出せる非常に優秀な演奏家の何人かを抱えているからだ。たとえばこの2枚組のCD(価格は1枚分)には、チェチーリア・バルトリ、ルネ・フレミング、ルチアーノ・パヴァロッティ、キリ・テ・カナワ、サー・ゲオルグ・ショルティ、ヘルベルト・フォン・カラヤンほか多数の音楽家が集められている。しかし、編集ものが成功するもうひとつの鍵はアンソロジーの上手な編み方にあり、ここでも見事な選択がなされていて、イタリア、ドイツ、フランスのレパートリー・オペラの重量級作品の一部を知ることができる(スタンダードな枠組みを一歩はずしてドヴォルザークの美しいオペラ「ルサルカ」からのアリアまで含まれている)。1959年から1997年まで、バック・カタログのなかから選曲されたこのCDが、多くの人にとって、芸術の王者であるオペラへの入場券になるだろうことは疑いない。(Sarah Chin, Amazon.com)
オペラのコンピレーション
★★★★★
コンピレーション盤は正直好きではありませんが、この"The #1 Opera Album"ともうひとつ、"Best Opera Album In The World" だけは例外です。曲のリストを見て下さい。2枚のCD、合計40曲。しかも歌っているのは数曲を除けばすべて「その曲をもっとも感動的に歌えるオペラ歌手」です。有名なアリアばかりですから、これからオペラの世界を広げていこうという初心者にオススメです。また、「全曲盤を買うほどの興味はないが、この人がこのアリアを歌っているのを聴きたい」というオペラファンにも適当です。輸入盤ですのであまり詳しい解説はのっていませんが、このお値段では全く文句も言えません。"Best Opera Album In The World"の方と比べると、比較的新しい歌手が歌っています。