初めてベーム先生を知った一枚
★★★★★
私が中2の時にLPレコードで買ったものだったので、CD化されているとは思わなかった。
当時、クラシックにまったく興味の無かった私でも、ベーム先生の指揮はゆったりとしているようでありながら、伸びやかで重厚・壮麗だった。以来、クラシック=ベーム先生指揮の図式が頭にこびりついている。
これは、モーツアルトのオペラ序曲集なので、誰でも一度は聴いた事が有るのでは。序曲とはいえ、手抜きなし。音色の強弱差が無理なく、しなやかに紡ぎだされていく。これぞベーム先生随一の特徴で、いつ聴いても喜びと満足感が有る。