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経済指標を見るための基礎知識

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 株式会社大和総研
Amazon.co.jpで確認
 日頃、新聞やテレビなどで経済指標に関する情報に接する機会は数多くあります。しかし、経済指標の見方や基礎知識などを初心者向けに解説したものが欲しいと感じられている方も多いのではないかと思います。かつては、それらの解説を行った書籍がたくさん出版されていましたが、最近は、各府省などの指標作成主体のウェブサイトに解説が掲載されるようになったためか、そうした書籍はあまり見られなくなりました。とはいえ、各府省などによる解説は得てして専門家向きであり、初歩的知識の解説などが欠けているきらいがあります。
 こうしたことから、大和総研では、2012年12月13日から2013年2月21日まで、「経済の広場」に、大学で経済学を勉強する機会がなかったといった初心者の方向けの解説として「経済指標を見るための基礎知識」を10回に分けてレポートとして掲載しました。幸いにして多数の方のアクセスをいただきました。
 今般、これを電子書籍として出版することになりました。なお、レポートではGDP統計の解説までで終わっていましたが、その他の分野横断的な指標や個別指標の解説も大幅に加筆しました。また、その後の事態の変化を踏まえた追加・修正や最新データへのリバイズも行うとともに、電子書籍として利用しやすくなるよう様々な変更を加えました。
 本書が、経済指標に関する基礎知識を幅広く得たいと考えておられる方のお役に立てば幸いです。


■目次(抄)
1.経済指標入門 ~GDPを例に
 1.1 GDPとは?
 1.2 需要の各分野・コンポーネント
 1.3 公表されたGDPの例
 1.4 最近のGDPの動き 
2.経済指標・統計に共通の技術的知識
 2.1 統計はどうやって作るのか
 2.2 統計の加工などの手法
3.GDP統計①: QEによる短期の景気動向把握を中心に
 3.1 概略
 3.2 各コンポーネントに共通する事項
4.GDP統計②: GDPのコンポーネント毎の説明
 4.1 民間最終消費支出
 4.2 民間住宅投資
 4.3 民間企業設備投資
 4.4 民間在庫品増加
 4.5 政府最終消費支出
 4.6 公的固定資本形成
 4.7 公的在庫品増加
 4.8 財貨・サービスの純輸出
 4.9 その他
5.GDP統計③: 「国民経済計算確報」による中長期の年次の経済動向把握
 5.1 「国民経済計算確報」とは
 5.2 中長期の経済動向を把握するための基礎概念
 5.3 ISバランス・資金過不足(含む制度部門別)
 5.4 財政収支・債務残高
5.5 国民総所得(GNI)
 5.6 家計貯蓄率、労働分配率、産業別GDPなど
 5.7 国富など
 5.8 GDPの各国比較
6.GDP統計④:国際基準、GDPの補完、その他
 6.1 国際基準
 6.2 幸福度などGDPを補完する動き
 6.3 その他
7.GDP以外の横断的な経済指標
 7.1 はじめに:月次も含む様々な指標でチェックする重要性・公表時間
 7.2 景気動向指数と景気基準日付
 7.3 日本銀行「全国企業短期経済観測調査」(日銀短観、短観)
 7.4 景気ウォッチャー調査
 7.5 鉱工業指数と在庫循環
8.個別経済指標
 8.1 個人消費
 8.2 民間設備投資
 8.3 住宅建設
 8.4 公共投資など
 8.5 輸出・輸入・国際収支
 8.6 企業収益・倒産
 8.7 雇用情勢
 8.8 物価
 8.9 その他
9.統計制度、景気判断や予測など
 9.1 統計に関する国の制度・組織
 9.2 景気動向の判断、統計発表値の予想、経済予測等
10.(補論)SNAの勘定体系の解説と諸勘定の統合による内訳等の作成法
 10.1 国連などによるSNAの諸勘定の基本的枠組み
 10.2 確報における推計方法等の理解のために
 10.3 我が国の「国民経済計算確報」の表章
 10.4 諸勘定の統合による内訳の作成方法など

巻末資料:SNAで見た財政における収入と支出の内訳・意味

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