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SEノウハウ 現行システム分析編: Ver1.5

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
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本書は、現行システム分析のノウハウを纏めた書籍です。
※現行業務分析は、本書に含まれていません


<目次>
1現行システム分析
1.1.各種台帳の整備
1.1.1.準備
1.1.2.システム台帳の整備
1.1.3.サーバー台帳の整備
1.1.4.PC台帳の整備
1.1.5.その他情報資産台帳の整備
1.1.6.I/F台帳の整備
1.1.7.鳥瞰図の整備
1.2.機能詳細の調査
1.2.1.準備
1.2.2.現行システムのドキュメント収集
1.2.3.ステップ数の調査
1.2.4.不要機能の調査
1.2.5.不要システムの調査
1.2.6.調査方法・機能を把握する手段の検討
1.2.7.画面の調査
1.2.8.帳票の調査
1.2.9.バッチの調査
1.2.10.DB・ファイルの調査
1.2.11.外部I/Fの調査
1.2.12.現行運用の調査
1.3.現行システム調査結果報告
1.3.1.提案例


<冒頭>
1.現行システム分析

現行システム分析とは、現行システムを調査・分析し、調査結果として纏める業務である。
調査結果により、システム等の状況を可視化(※1)することが出来る。また、課題を抽出することにより、多くの改善提案に繋がる。

現行システム分析を行う主なトリガーは、以下の3点である。

<①各種管理台帳の整備>
各種管理台帳とは、システム台帳や、サーバー台帳、PC台帳と言ったIT管理の基礎となる管理台帳である。各種管理台帳がそもそもない場合や、台帳の対象に不足がある場合(例:システム台帳にEUCやクラウドが入っていない)、台帳の項目に不足がある場合(例:システム台帳に契約情報がない等)に各種管理台帳の整備作業を行うケースである。
⇒1.1各種台帳の整備 参照

<②システム再構築>
2点目は、現行システムを元に新システムを構築(再構築)する場合である。調査・分析を行うことにより、現行システムの仕様やロジックを把握し、機能の流用を行うことが出来る。また、現行システムの未利用状況を把握し、新システムの規模を減らすことが出来る。
⇒1.2機能詳細の調査 参照

<③保守・運用の改善>
システムは長い年月を経て、システムが大規模化・複雑化してプログラムの構造やロジックが不透明になることや、さらに、内部仕様だけでなく、業務フローや画面、帳票など外部仕様が分からなくなることがある。いわゆる、ブラックボックス化で、理由は、度重なる改修やドキュメント管理の不備、担当者の退職、企業の合併等による影響である。ブラックボックス化により、保守・運用の工数が増加したり、予期せず障害が発生したりする。
このような場合、現行システムの調査・分析を実施することにより、テーマ(例:影響調査作業の効率化)に即した設計書類の整備等を行い、保守・運用の改善に繋げることが出来る。
⇒1.2機能詳細の調査 参照

※1 可視化
いわゆる「システムの見える化」のことで、調査をとおし、以下のことを可視化することが出来る。
〇システム全体像の把握
システム台帳や、鳥瞰図等の整備を行い、システム全体を可視化する。
〇情報資産の全体像の把握
サーバー台帳や、PC台帳等の整備を行い、情報資産を可視化する。
〇個別システムの仕様把握
個別システムの設計書類の整備を行い、設計内容を可視化する。
〇未利用状況の把握
未利用状況を調査し、未利用となっている機能・システムを可視化する。