ソーシャルスキルという用語は知っていましたが、そのような専門的スキルを学級指導や授業づくりにどうやって導入してよいのか全くわかりませんでした。

またソーシャルスキルは現実的ではないと語る同僚もいたため、随分縁遠かったのですが、自分の学級が荒れじめたときに慌てて著者のＱ‐Ｕの存在を調べ、合わせてソーシャルスキルも取り入れようと本書を購入しました。

それまで考えていたソーシャルスキルの敷居の高さはまったく感じられず、生活指導や授業づくりの中に実践としてソーシャルスキル取り入れる方法がとにかく特化した内容になっています。

イラスト入りで一つ一つユニークで工夫された豊富なアイデアは未経験の自分でも楽しんで簡単に取り入れられました。

ポイントやアフターフォローなどの解説も行き届いており、一つ一つのミッションをこなしていくたびに、子どもたちやクラス状態が自分の思い描く方向へまとまっていくのが分かりました。
そのおかげでモチベーションが下がることなく計画的に根気よく続けられました。授業づくりにも応用できるようになり、子どもたちの授業への集中度が比べ物にならない程向上しました。

本書を読めば、今までの授業づくりに新しい何らかのヒントをもらえると思います。