片倉真由子、5年振りとなる待望のサードアルバム
本誌Jazz Interviewに登場してもらったのが、初リーダー・アルバム『インスピレーション』を発表した直後の2009年11月。今から6年も前のことになるが、当時から注目されていたピアニストが更なる進化を遂げ、待望の新作を発表。前作『フェイス』から5年振りの新作とは嘘の様だが、本作はジュリアード音楽院時代の同窓生、中村恭士、カーマン・イントーレとのトリオによるNY録音となった。オリジナル6曲にW ・ショーターの「ピノキオ」、E・ドルフィーの「セレーン」、D・ピアソンの「ユー・ノウ・アイ・ケアー」等、計9曲を収録。「イントゥ・サムホエア」の絶妙なスイング感、「アット・ザ・スタジオ（リユニオン）」での3人のインタープレイも必聴。(The Walker’s 加瀬正之)