楽しくCIP法とJavaが学べる
★★★★★
話題のCIP法開発者による入門書の続編です。
Javaを使って計算結果を可視化する方法も述べられています。単なるグラフ表示だけでなく、等高線図やカラーコンター図の書き方も書かれているので、計算が上手く表示出来たときはちょっと感動します。
ソースコードはダウンロードも出来ますが、手作業で入力して結果表示させると楽しさが倍増しますよ。
Javaを使ったシミュレーションに関する本が多数出ているのでそれらへのとっかかりとして読むのも良いですし、CIP法を手早く知りたいという人にも良いんじゃないでしょうか。
ちなみにこの本のJavaソースはアプレットでなくスタンドアロン用アプリケーション形式で書かれています。
取り付きやすい
★★★★★
シミュレーションには、前々から興味があったのですが、
結果の表示やら何やら考えると、
なんとなく敷居が高くて手を出せませんでした。
本書は、フリーのJAVA開発環境を利用して、
シミュレーションの難しさと、CIP法の有用性を
手軽に体験できます。
JAVA開発環境に関して言えば、本書記載のものから
既にバージョンアップがされており、
システムの名称も変更されておりましたので、
ほんの少しだけ、インストールに手間取りました。
また、ちょこちょことミスプリがあったり、
記述の順番が前後しているのでは?、というような
所もありますが、パソコン片手に、面白く読めました。
取り付きやすいので、大学によっては、
卒業研究のタネ本として使えるのではないかと思われます。