石原聡は、二十五歳の普通の会社員だった。社会人二年目の時に、知人の紹介で出会った十歳年上の内科医の女性と結婚し、新居のマンションで幸せな新婚生活を送るはずだったが、勤務医の年上妻は多忙を極め、夫婦はすれ違いの日々が続いていた。
　
　そんなある日、聡はマンションの郵便受けに入っていた『絵画モデル募集』のチラシを見つける。少しでも気分転換になればと思い、いつも家で一人きりになる週末に、聡は軽い気持ちで絵画教室に足を運んだのだった。
　しかし、聡はそこで絵画教室を主宰する尾山という五十代の男から、想像もしていなかった現実を知らされる。絵画モデル募集のチラシには小さく『ヌードモデル』と書かれてあったのだ。その事に気づいていなかった聡は慌ててモデルを断り帰ろうとするが、尾山はそれを許さなかった。
　
　仕方なく覚悟を決めた聡が、服を全て脱いでバスローブを羽織り、生徒達の待つ教室の扉を開けると、何とそこには聡と同じマンションに住むご近所さん達七人が生徒として座っていたのだった。
　ご近所さん達は皆、聡とは顔見知りばかりで、隣の部屋に住む夫婦や、通勤の時に一緒になる男性、同じ時期に引越してきて仲良くしている男性達だった。彼らは無料体験レッスンで尾山の主宰する絵画教室にたまたま集まっていたのだ。
　
　聡は、彼ら顔見知りの人達の前で素っ裸を晒すという極限の羞恥地獄の中、尾山の要求する屈辱のポーズを取り始める。すると、聡のイチモツはいつのまにか硬く大きくなり天井を向いて反り勃っていた。
　聡のその姿を目撃した講師の尾山や生徒のご近所さん達は、美青年の聡をもっと辱め、もっと貶めたいという欲情に駆られ、次第にヌードモデルをする聡にその触手を伸ばし始め、いつしか、聡は両手をロープで縛られて天井から吊るされた卑猥な恰好で、羞恥の告白をさせられるのだった。

「私、石原聡は、いつも皆さんの前では礼儀正しく振る舞い好青年を演じていましたが、本当はご覧の通り、人に裸を見られるのが大好きな、ろ、露出狂で、ドＭの、へ、変態です。ど、どうか、恥知らずな男と笑ってやって下さい・・・」

「私、石原聡は、新婚の妻とはずっとセックスレスです。なので、毎日仕事から家に帰ると部屋の中で一人、オ、オ○ニーを楽しんでいます。妻が家に居ない時には、刺激を求めて、ベランダで素っ裸になって、オ、オ○ニーしたりもします・・・」
　
　そして、官能の波に呑まれ快感に酔いしれていく聡は、自らの局部を握る講師の尾山に屈辱のお願いをするのだった。
「僕の、オ、オ○ン○ンを、どうか手でおもいきり扱いて、イカせてください・・・」
　
　美しき青年は、絵画教室の一室でそのドＭの本性をついに覚醒させ、ご近所さん達の見つめる前で、この上ない生き恥を晒し、果てていく。そしてそれは、聡がご近所中の性的ペットに堕ちる序章になるのだった。


第一章　絵画教室はまさかの羞恥地獄

第二章　ご近所さん達に晒すＭの性癖

第三章　衆人環視の中でついに迎える絶頂