統計を知らない人のためのSAS入門
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※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。
親しみやすいイラストを使って統計とSASの基礎を学ぶ!!
SAS(バージョン9.1.3)を用いた統計入門書でSASの使い方及び統計の基本を丁寧に解説する。SASは上級者が用いるものであるという認識がある。しかし、統計処理の基本はデータに含まれる情報を要約し、その解析結果を正しく理解・利用することであり、そのために有効なソフトとしてSASは適している。
この本では、親しみやすいイラストと解説文によって、SASと統計の基礎について学ぶことができる。
※本書は、新興医学出版社の「月刊モダンフィジシャン」の雑誌連載「サルにもわかるSAS講座」に加筆・修正を加えて発行するものとなる。
はじめに
●第1部 SASとは●
プロローグ
●第2部 SASによる統計入門●
【第1章 SAS の導入とインストール】
1-1 ソフトウェアの価格帯
1-2 SAS の導入
1-3 SAS のインストール
1-3-1 setinit はSAS の命?
1-3-2 まずはシステム要件の確認
1-3-3 いよいよSAS 本体のインストール
1-3-4 優れた学習教材としてのSAS ?
1-3-5 インストール完了
【第2章 環境整備とはじめての解析】
2-1 休眠ソフトウェアの存在
2-2 SAS の実行
2-2-1 解析のための環境設定
2-2-3 解析用データの作成…25
2-2-4 データの加工と解析…26
2-2-5 解析用データの保存「永久データセット」
【第3章 プログラムの流れと各ウィンドウの役割】
3-1 「プログラム」のイメージとは?
3-2 各ウィンドウの役割
3-2-1 エディタ
3-2-2 ログ
3-2-3 エクスプローラ
3-2-4 アウトプット
【第4章 DATA ステップの基礎】
4-1 データとは?
4-1-1 そもそもデータって何だろう?
4-1-2 意味のある情報こそがデータ
4-2 SAS データセットにおけるデータ
4-2-1 データの種類
4-2-2 SAS 上の表示
4-3 SAS データセットの新規作成と書き換え
4-3-1 既存データを用いての新規作成
4-3-2 SAS データセットの書き換え
4-4 並べ替え(proc sort)
【第5章 DATA ステップの応用】
5-1 SAS データセットの加工
5-1-1 タテかヨコか?
5-1-2 DATA ステップにおける集計と演算
5-1-3 変数の追加と削除
5-2 DATA とPROC
5-3 SAS データセットの結合
5-3-1 データセットの結合にも?
5-3-2 タテ方向の結合:set
5-3-3 ヨコ方向の結合:merge
【第6章 プロシジャ(PROCEDURE)に関する考察】
6-1 「ブラックボックス化」の意味
6-1-1 クリックだからわるいのか?
6-1-2 たとえプログラミングでも
6-1-3 学習支援ツールとしてのSAS
6-2 プロシジャの種類
6-2-1 ほとんどは解析用……だが
6-2-2 主なプロシジャの簡単な機能説明(解析以外)
6-3 解析用プロシジャ
6-3-1 主な解析用プロシジャ
【第7章 基本統計量を求める】
7-1 平均値信仰の蔓延
7-1-1 事例その1「平均よければすべてよし?」
7-1-2 事例その2「50 点は50 点でも……?」
7-1-3 基本統計量:平均値以外の要素……85
7-1-4 すべての分布の基本:正規分布(normal distribution)
7-2 基本統計量を求めるunivariate プロシジャ
7-2-1 univariate プロシジャの基礎知識
7-2-2 必要情報はどこに?
【第8章 データを数えるということ(頻度集計)】
8-1 データの収集と解析
8-1-1 データ収集一考
8-1-2 いらなかったら捨てればいいのか?
8-1-3 データの情報量
8-2 数を数えるとは?
8-2-1 計量値化(?)された計数値
8-2-2 計数データの集計方法
8-3 SAS による頻度集計の方法
8-3-1 単純な頻度集計の方法
8-3-2 クロス集計の仕方
【第9章 検定の考え方(1)】
9-1 悪魔の証明
9-1-1 「あること」と「ないこと」の証明
9-1-2 科学における説明義務
9-2 検定の原理
9-2-1 問題意識の設定
9-2-2 とにかく差があればよいのか?
9-2-3 予定調和?
9-2-4 1 人歩きするp 値
9-3 SAS による検定の手順
9-3-1 適切な検定手法の選択
9-3-2 2 群間の平均値の差: t 検定
9-3-3 割合の検定:χ 2 検定
【第10章 検定の考え方(2)】
10-1 t 検定の存在感
10-2 対応のある(Paired)話
10-2-1 対応のある(Paired)とはどのような状態か?
10-2-2 対応のあるデータの例:ダイエットの記録
10-3 正確検定とは?
10-3-1 χ 2 検定では問題あり?
10-3-2 なぜ「正確」なのか?
10-3-3 SAS による表現方法
【第11章 ノンパラメトリックな検定】
11-1 パラメトリックとは?
11-2 ノンパラメトリックとは?
11-3 Mann-Whitney のU 検定
11-4 SAS によるノンパラメトリック検定
11-5 対応のあるノンパラメトリック検定
【第12章 多群の比較(1)】
12-1 3群以上の比較
12-2 t検定× 3 回=?
12-3 分散分析による解析
12-4 SAS による分散分析の方法
12-5 どの組合せに差が? ~多重比較~
【第13章 多群の比較(2)】
13-1 Mann-Whitney 検定× 3 =?
13-1-1 Kruscal-Wallis 検定
13-1-2 SAS による表現方法
13-2 ノンパラメトリック検定の多重比較
13-3 二元配置分散分析
13-3-1 要素が増えると?
13-3-2 SAS ではどうする?
【第14章 回帰と相関】
14-1 回帰と相関とは?
14-2 いろいろな相関(?)
14-3 SAS による相関係数の求め方
14-4 いろいろな回帰
14-4-1 単回帰と重回帰
14-4-2 重回帰分析の変数
14-5 SAS による回帰分析
14-5-1 単回帰分析
14-5-2 重回帰分析
●第3部 医療における多変量解析●
【第15章 医学における多変量解析(1)】
15-1 医学における多変量解析の必要性
15-2 ロジスティック回帰
15-2-1 ロジスティック回帰とは?
15-2-2 SAS による手順
15-3 生存時間に関する基礎知識
15-3-1 「生きている」という意味
15-3-2 イベント発生と打ち切り
15-3-3 生存時間の計算方法
15-3-4 SAS による生存時間解析
【第16章 医学における多変量解析(2)】
16-1 多変量+生存時間=?
16-2 Cox の比例ハザードモデル
16-2-1 何で必要なのか?
16-2-2 基本的な考え方
16-3 SAS によるCox の比例ハザードモデルの実行
【第17章 SAS に関する考察と小技集】
17-1 SAS の売りとは何か?
17-2 SAS 関数小技集
17-2-1 演算関数
17-2-2 データの加工と形成
17-2-3 p 値に関する小技
索引