戦略コンサルタントが書いた介護施設マネジメントの要点 (NextPublishing)
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本書は、介護スタッフが一人で頑張っても解決できない問題を、組織的に解決するための二つのマネジメント方法を紹介したものです。
一つ目は「介護施設のスタッフがムリなく生産性を上げられる日課計画のつくり方」です。
これから迎える少子高齢化時代の介護施設経営には、スタッフを大事にしながら生産性を上げることが求められます。一人ひとりの頑張りだけでは解決できない問題が、このマネジメントによって解決することを説明します。入居者とスタッフの双方にとって最適な時間のマネジメントを実現し、今までの介護業界にはなかった新しい切り口のソリューションとして、実の成果は実際に証明されています。
二つ目は、「介護施設の事故ゼロ運動」です。
本書では、安全・安心の施設を目指す「事故ゼロ運動」を、事故という現場からのフィードバックによって、仕事のあり方・仕組みを改善していく組織的な学習の体系としました。ヒヤリや事故の再発防止のため、一人ひとりの頑張りを組織全体の知見として定着させる10年にわたる試みを紹介します。さらに、それらの試みをガイドブックとしてまとめました。
この二つの方法は、どちらも組織マネジメントの方法を示したもので、その狙いが「三方よし」の実現にあることも共通しています。三方とは、入居者・介護スタッフ・経営者の三者を指します。
介護の現場は、スタッフがお互いに協力し合い、組織として最大の成果をあげていくという点では、既存のビジネスと比べてまだまだたくさんの課題があります。少子高齢化時代の介護業界を生き抜く皆様にとって、この本は新たな活路を開くきっかけになります。
【目次】
第1部 介護施設のスタッフがムリなく生産性を上げられる日課計画のつくり方
第1章 問題の所在
第2章 「三方よし」の実現を
第3章 事業戦略・事業計画を実現する計画の技術
第4章 需給ギャップを調整するマネジメント
第5章 大阪の介護付有料老人ホームの成功と未来展望
第2部 介護施設の事故ゼロ運動展開ガイドブック
第1章 何故、事故ゼロ運動なのか?
第2章 私たちの事故ゼロ運動の基本的な考え方
第3章 事故ゼロ運動の仕組みの構築
第4章 再発防止の科学的マネジメント-問題解決シートのつくり方-
第5章 ヒヤリハットとは何か?
第2部の締めくくりに