鈴木あみ本人は、この曲について
「アルバム曲のレコーディングに追われ、とにかく忙しい時期だった。レコーディング2時間前に初めて曲を渡され、必死で覚えて勢いで歌った」
と振り返っています。
オーディションでグランプリを獲得してからようやく1年、
デビューからほんの半年で瞬く間にトップアイドルになった彼女が
昨日の仕事の内容も覚えていないほどの過密スケジュールに追われていた頃です。
にもかかわらずこの曲がこれほど質の高いものに仕上がっているのは、
小室哲哉の作曲・編曲の素晴らしさももちろんですが、
彼女の歌声が気持ちいいほど突き抜けているからでしょう。
それがそのような過酷なスケジュールの産物だとすれば皮肉な話だけど、
余計なテクニックなどにとらわれず「ただ、懸命に歌った」ことが
この清々しい吹っ切れ感となったのではないでしょうか。
キャッチーなJpop的R&Bという感じのメロディーに
限りなく明るくて前向きな声が合わさって、
鈴木あみの他のシングルの中でも群を抜いて爽快感の強い曲になっています。
ちなみに曲の最後はフェードアウトしているのですが、
歌詞カードに載っている全ての歌詞は聞き取れません。
この最後の部分はライブでしか聞けないのでレアです。