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食べ物としての動物たち―牛、豚、鶏たちが美味しい食材になるまで (ブルーバックス)

価格: ¥987
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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おいしい肉にかける人間の執念 ★★★★☆
私たちが日頃口にしている食物はどのようにして作られるのだろうか。
意外と知られていないのではないか。
一昔前に魚は切り身のまま泳いでいるという嘘か定かでない話もあったが、流石に肉に関してはその元々の生き物の姿がわからないことはないだろう。

そこでもう一歩進めて考えてみたい。
どのようにおいしい肉になるように育てられるのか。
こうなるとすぐに答えられない人が多くのなるのではないか。
私もその一人である。

副題の通り「牛、豚、鶏たちがおいしい食材になるまで」を丹念に著述したのが本書である。畜産が専門の著者であるから、当然であるが品種や育種、育成についての話題が主である。自分とは関係があるものの普段知らない世界をかいま見ることが出来たのは知的な満足感があった。人間が食べるために如何に品種改良していくか。その過程は自然の偉大さと人間の知恵の歴史と言えよう。どちらがかけても今のようなおいしい肉は出来なかっただろう。
本当においしい食べ物とは・・ ★★★☆☆
動物がどのように食材として、私達の食卓まで届くかがわかりやすく書かれている。畜産の専門家の語る動物の生理は興味深い。
が、はたして私達の口にするこれらの食材は、安全で健康的なものといえるのだろうか?

この本は、たんたんと動物の置かれている状況を描写しているだけに、本当に安全で、自然なおいしいものが食べたいという素朴な欲求を思い起こさせてくれた。
あなたはどう感じるだろうか?

食べ物としての動物たち ★★★★☆
まるで工場生産品のように毎日卵を生む鶏。3ヶ月間日本にいると「国産牛」となる牛。日本において劇的に食肉の消費量は上がっているが、自給率は上がってはいない。家畜の肥料の国内自給率のあまりの低さにも唖然とする。美味しい食肉を愛して止まない著者は、それゆえに、飽食の背景を描き出していると思う。BSE問題、大食品メーカーの欺瞞で食の安全が危惧される今だからこそ、読んでほしい1冊です。